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2022年07月11日23:48

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土曜は……

 7月2日、土曜。

 最近、90cm水槽のアーリーの若魚が次々に死んでいる。毎日のように死んで行き、既に10匹以上……暑さのせいか、と思ったけれど、それなら同じ部屋にある40cm水槽の方が容量的にも厳しいだろう……とりあえず、水替えと共に、塩を加えて様子を見る事にする。
 これで収まってくれればいいのだが。

 今日は、午前中にかかりつけのクリニックへ……今日は何だか時間がかかり、午後の映画の時間まで余裕なし。
 うーん、今日は、伸びて来た髪を切りたかったんだけどなぁ……

 仕方ない、床屋は来週行くとして、ブルク13へ。
 そして、本日の1本目は、
 「モガディッシュ 脱出までの14日間」

 ソマリア内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員たちの生死をかけた脱出を描くアクション大作。
 2021年、コロナ禍の最中で、韓国で公開されるや、韓国映画1位の大ヒットを記録したと言う。
 監督は「ベルリンファイル」「ベテラン」などで“韓国のタランティーノ”と称されるリュ・スンワン。

 1990年、韓国政府は国連加盟を目指し、アフリカ諸国へのロビー活動に励んでいた。そんなアフリカ西部の国、ソマリアの首都モガディシュでは、韓国と北朝鮮による、ソマリア政府への交渉と激しい外交戦が繰り広げられていた。
 そんな中、ソマリアの現政権に不満を持つ反乱軍による内戦が激化。たちまち市街は大混乱に陥り、国連加盟国でない両国の大使館員とその家族たちは孤立無援になってしまう。
 更に、現地工作員の反抗で危機に陥った北朝鮮大使館は、やむを得ず、韓国大使館に助けを求めて……

 ソマリア内戦を描いた映画としては、「ブラックホーク・ダウン」があるが、この映画は、その内戦の中、息を潜め、そして逃げ惑う、巻き込まれた一般人を描くもの――もう、徹頭徹尾、反撃など出来ない、と言う状況は恐ろしいものがある。そして、そんな状況で、母国語が通じ、民族も同じ人間こそが、“敵”であると言う、笑うに笑えないブラックジョークのような話なのだ。
 そして、まだ30年ほど前の出来事で、関係者も存命であるのに、登場人物を戯画化し、思いっ切り娯楽作に仕上げてしまうのも韓国映画らしい所だが、らしくないのは、これは「ブラックホーク・ダウン」同様、全篇モロッコでロケ、リアルかつ、迫力あるシーンを作り出していること。そして、中盤でぐっとシリアスに振り、手に汗握る怒濤のクライマックスに至るのだ。

 これは面白い、しかも迫力満点、そしてリアル。韓国映画に、最早邦画では太刀打ち出来ないなぁ、と思わされる1本だ。


 今日は、この後でもう1本。次は、Kinoシネマみなとみらいで、
 「リコリス・ピザ」

 これは、「ザ・マスター」、「インヒアレント・ヴァイス」のポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作。
 主演は、俳優、フィリップ・シーモア・ホフマンの息子、クーパー・ホフマンと、三姉妹バンド、ハイムの三女アラナ・ハイム。

 1970年代のハリウッド近郊。子役として活躍していた高校生のゲイリー・ヴァレンタインは、ある日、高校の写真撮影にやってきたカメラアシスタントのアラナに一目惚れ。
 「運命が僕らを結びつけた」と調子よくしゃべり続ける、強引なゲイリーの誘いが功を奏し“テイル・オコック”で食事をする事になる。
 子役としては年を食い、俳優としては目が出ないゲイリーは、やがて事業を手掛けるようになり、アラナは、そんなゲイリーのアシスタントとして働くようになるが……

 「リコリス・ピザ」とは1970年代にカリフォルニアで展開していたレコードショップ・チェーンの名称だと言う――映画の中に、その店は登場しないのだけど、当時の音楽がぎっしり詰め込まれた、何とも懐かしい雰囲気。
 映画としては、ませた少年と、大人になり切れない女性の、くすぐったくなるような恋物語――好きなのに好きと言えず、まともに手も握れない……それでも、相手がピンチとなれば、駆け出さずにはいられないのだ。
 正に、青春、そして、10代、と言う、後で振り返ったらこっ恥ずかしくなるような思い出をスクリーンに焼き付けた。よい。

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