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2022年07月11日23:41

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続く・最近観た映画

◇「ザ・ロストシティ」

 これは、古代文明の秘宝を追って繰り広げられる冒険アドベンチャー。
 主演はサンドラ・ブロックで、本作のプロデューサーも務める。共演はチャニング・テイタム。敵役となる億万長者のドラ息子をダニエル・ラドクリフが演じ、助っ人役にはブラッド・ピットがカメオ出演、と言う豪華キャスト。

 ロマンティック冒険小説家のロレッタだが、考古学者の夫を亡くしてからはスランプ状態。マンネリ気味の新刊の宣伝ツアーに強引に駆り出されるも思わぬ失態を見せてしまう。
 そんな彼女の前に億万長者の御曹司フェアファックスが現れ、彼女が伝説の古代都市ロストシティの謎を解く事が出来ると、彼女を拉致して……

 これは、「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」の焼き直しのような秘境冒険活劇。
 だが、活劇としては見せ場にも欠ける上に、テンポも悪く、謎解きミステリーの面白さもなし。しかもギャグも滑り気味と来ては、何を面白がればよいのやら……

 ピンクのジャンプスーツで、相変わらずロマコメをやるサンドラ・ブロックもさすがに痛いが、本作については自身プロデュースと言う事で自業自得と言う所か……


◇「鋼の錬金術師 完結編 〜最後の錬成」

 これは、人気コミックの曽利文彦監督が実写映画版「鋼の錬金術師」に続く、完結編二部作の最終章。
 主演は山田涼介。他、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子といった面々が引き続き出演している。

 国家中枢には、完全な存在になろうと企てる最大の敵“お父様”が潜んでいた。軍の暗部に立ち向かうエドとアルの兄弟。求め続けた身体と引き換えに2人が最後に出した答えとは。

 この完結編二部作だが、前編に相当する「復讐者スカー」は、VFXも魅せたし、物語も悪くなかった。“安っぽいコスプレショー”と酷評された前作に対し、違和感がなかったのは見せ方が向上したのか、こちらが慣れたのか……まぁ、なかなか楽しめたのは事実。だが、それで力尽きたのか、この後編は、まるで敗戦処理のような映画になってしまっている。物語の展開は駆け足で、まるで総集編のよう。まるで、幾つかのシーンが飛ばされたような不自然なカットの繋ぎ、ご都合主義としか思えない展開も散見されるのだ。シリーズの最後を飾る映画としては、かなり残念な出来映えのように思う。


◇「バズ・ライトイヤー」

 これは、「トイ・ストーリー」シリーズの人気キャラクター、バズ・ライトイヤーの知られざるルーツを描くCGアニメ。

 スペース・レンジャーとして、宇宙探索隊を率いるバズ。だが、彼は未知の惑星探査中に、自分の力を過信する余り、宇宙船のエネルギーブロックを破損、惑星から抜け出せなくなってしまう。
 バズは探索隊を地球に帰還させようと、エネルギーブロックの開発とテストに取り組むのだが……

 本作の監督は、「ファインディング・ドリー」で共同監督を務めたアンガス・マクレーン。シリーズの脇役にスポットを当てた作品をヒットさせた実績を買われた、と言う事だが……この映画の出来には疑問を覚えた。
 超高速飛行によるウラシマ効果を活かしたアイデアは確かにSFとしては悪くないと思う。
 だが、これは「トイ・ストーリー」のアンディ少年のお気に入りの映画で、バズの玩具を買った、と言う設定なのだ。こんな、小難しく、説教臭い映画で子供が面白がるものだろうか?

 また、この映画、バズの相棒で後に探索隊の司令官となる女性のパートナーが女性だと言う事で、14ヵ国から上映禁止となっているのだが、これには物語上の必然性がない……これならCG映画の特性を理解してシーンを差し替えてしまえば済むような感じなのだ。

 終盤の、ポンコツな仲間とのドタバタ活劇も滑り気味で……小学生のアンディがこれを気に入ったとはどうにも思えない映画だ。
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