辻村深月さんの原作も好きなので観てきました。
予想よりも遥かに深く刺さった素晴らしさ。
何かを生み出す事、現実でそれを形にする事、誰かにそれを届ける事。それらを通じた「心から信じられるもの」が伝わった思いです。
幼い頃の自分を救ってくれたものを通じて、社会に復讐するのではなく、別の「あの頃の自分」を救う事で許し肯定する。その真っ当さに涙腺が緩みました。
また、視聴率競争やSNSでの評判を表す際に、とても自然にCG表現を取り込んでいて、そういった自然さも含めて抜群に良かったです。
劇中アニメ2作についてきちんと作られているのも、作品世界の深さを感じる魅力。
また、主人公2人だけでなく、どの人物の内面にもそれぞれの魅力があるのも好みです。
タイトルに関わらず、アニメだけでないもっと広い意味で、情熱を込めて何かを創り届ける事、それを受け取る事についての映画として。
心に響く予感が少しでもあれば、是非観に行って欲しいと感じます。
豪華版パンフレットも、作画チェックをしなければいけない気持ちになる凝った装丁!
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