OUTRAGEの活動35周年記念映画と言う事で観て来ました。
OUTRAGEのドキュメンタリーでも、OUTRAGEを誰かが演じる「ボヘミアン・ラプソディー」のような映画でもなく、「OUTRAGEを演じる映画についての映画」と言うトリッキーな構成。
OUTRAGEの歴史上に起こった事実をシーン撮影として追いながら、その影響を受けてメンバー役の役者(ややこしい)の生き方にも影響を与えていく、と言う流れは完成形で観てみるととても自然。
観る観客としても、必要に大きく見せるのではなく、等身大のOUTRAGEの生き様を自分に置き換えてみるきっかけになり、そうした意味で35周年というキャリアの長さに相応しい映画でした。
へヴィメタルそのものの映画というよりも、その根底にある気持ちが描かれた普遍的な魅力の青春映画という感覚で、最後まで見入りました。
伊藤政則氏の役の方が上手過ぎて、だんだんご本人にしか見えなくなってきたのも笑いました。
(「See ya!」の挨拶で去っていくシーンが堪らなく好き)
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