金曜は、仕事の後、イオンシネマ座間で、
「ALIVEHOON アライブフーン」。
これは、本物のドリフト競技のトップレーサーがCGなしのリアルドリフトを披露する大迫力のカーアクション。
監督の下山天が企画構想から3年を費やした作品で、“ドリキン”土屋圭市が本人役でも出演し、監修を務めています。
代表兼エースドライバー・武藤の怪我で、危機に瀕したドリフトチーム「アライブ」がスカウトしたのは、内向的な性格で人付き合いは苦手だが、eスポーツでは才能発揮、ドライブシュミレーター「グランツーリスモ」で日本一となった、ゲーマーの大羽紘一。
「ゲームと実車とは違う」と、激高した武藤だが、初めて乗るクルマで、トップレーサーと互角の走りを見せる紘一の腕前は認めざるを得なくなる。だが、真剣勝負のサーキットで、紘一に更なる試練が降りかかり……
これはなかなか面白く、迫力があって楽しめる。
もっとも、話としては凡庸なもので、ひねりもなければ工夫もなく、若者が、その才能を開花させるのを描く、ありきたりの青春ドラマでしかない。
その一方で、映画の見せ場となるのは、現実のトップレーサーが見せるドリフトの妙技――猛スピードで、四輪とも向いてる方向と走ってる方向が違うドリフト状態のまま、列なってコーナーをクリアして行くのだ。正に「イニシャルD」の世界をリアルに見せている、と思えばいいだろう。
そうした映像、競技のビデオでも見られるが、これは映画、と言う事で、通常観られないアングルからのドリフト競技を写すと共に、レーサーのハンドルさばきやペダル操作をも写して行く……1000馬力近いパワーのクルマは、フル加速すれば前輪は浮き上がる。それをコントロール。クラッチを踏んで一瞬駆動力を切り、サイドブレーキでタイヤの動きを止める様も捉えられ、トップレーサーのテクニックが垣間見えるのは興味深い所だ。
自分も、過去、ジムカーナ場で、真似事レベルのドリフト走行の経験はあるが、その頂点となると、本当に呆れ返るほどの凄さだ。
また、こうしたレースものの映画の場合、映画の嘘が気になると白けてしまうのだが、本作では、白けるほどの部分はなし……この辺りはドリキン土屋の監修のおかげと言えそうだ。
映画としては、物足りない部分も感じるが、音楽の使い方や、カーアクションの見せ方には日本映画らしくないセンスを感じる。そして、迫力あるドリフト走行シーンはクルマ好きなら見て損はないものになっているのではないだろうか。
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