昨夜、21時のNHKのニュース番組を付けっぱなしにしていたら、22時から『映像の世紀バタフライエフェクト“我が心のテレサ・テン”』 という番組がはじまりました。はじめは、それほど興味がなかったのですが、何やらキレイなメロディが流れてきて、うっかり聴き入りました。その歌こそ、テレサ・テンが歌う「月亮代表我的心(月が私の心を映してる)」でした。この曲は世界中の中国系の人々の心を震わせた物語があったそうです。それこそ!この番組の趣意。政治のプロパガンダとして、あるいは中国や香港の民主化運動の中で歌われ続けているという背景があることを、番組を通じて知りました。一方で、若い頃の習主席も、テープが擦り切れるほど聞いたらしい。
この曲は歌詞も悪くないけれど、特にメロディに大きな振幅がないことで自然に耳に入りやすく、切々と歌われる情感が人の琴線に触れるのだと思います。「月」を歌った曲って、しっとり系の名歌が多いですね。
シューベルトやシューマン、マーラー、ヴォルフなどドイツ歌曲が好きな私ですが、この台湾の歌もよい音楽だと思いました。
https://www.youtube.com/watch?v=-FdzX8EGHZo
you_tubeの動画で、いろいろな歌手がこの曲をカバーしていて、聴き比べるのは楽しいです。韓国の男性歌手がピアノ伴奏で歌うアレンジもなかなかイイ。
https://www.youtube.com/watch?v=76Z2nxZe6xU
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