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2022年05月28日10:31

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変わるランドセル事情

わが家のすぐ近くに小学校があるので、登下校する児童をよく見かけるのだが、変わったなあと思うのがランドセルの色。今は本当にカラフルで、青系、赤系だけでも数え切れないほどのパターンがある。いま26歳の娘が小学生のころ、ピンクのランドセルを背負った子どもだけがやたらに目立っていたが、もう珍しくもない。

ランドセルの色はジェンダー論でもよく出てくる。なぜか男は黒、女は赤、と決まっている時期が長かったからだ。明確な理由はよくわからないが、男の子と女の子の見分けがしやすかったことは確かだろう。そういう価値観は変わってきたが、だからといって赤いランドセルを背負った男の子、黒いランドセルを背負った女の子が増えているわけではないので、多様化のレベルで留まっているのかもしれない。

ランドセル工業会の調査によると、いまのランドセルは高く早く売れる傾向があるらしい。具体的には平均価格が5万5300円で、入学の1年前に買う人が多い。「ラン活」という言葉があるくらいなのだ。その最大の理由は、少子化で祖父母が競って孫にランドセルを買い与える傾向が強まっているからだ。わが娘は独身だからそんな心配もしていないが、そういう時期が来るのだろうか。たかがランドセルと思えない時代が来ているようである。

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