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2022年05月22日10:53

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タマネギと消費者物価

わが故郷の北海道北見市は全国トップのタマネギ生産地で、年末に姉から1箱どんと送られてくる。いま夫婦2人暮らしだから消費量は高が知れているし、半分しか使わないのも別にケチっているわけではない。ただ、都会の消費者はタマネギの消費量を抑えている。小売店で1個100円弱、通常より2〜3倍も値上げしているからだ。

総務省の発表によると値上げした品目は約7割に足し、とくに電気代21%、ガス代17%、ガソリン15%とエネルギー関連が目立つ。生鮮食料品を除いた消費者物価指数は2.1%上昇し、徐々に家計を圧迫。2%のインフラはアベノミクスの目標値だったが、いまは賃金上昇がない「悪いインフラ」になっている。デフレを維持している業種も多いので、こういうおかしな現象が起きてしまうのだ。

タマネギの価格はその象徴だが、異常気象などが加わって異常な値上げになっている。この野菜が注目されるのは、食卓に上る機会が多いから。生ではサラダ、炒めものでは甘みを出す材料、カレーの具などでも使われる。代用品がないので、量を減らしながら使っている消費者が増えているのだろう。故郷がタマネギの生産地であることを改めて有り難く思わねばなるまい。

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