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2022年05月18日10:57

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鹿島vs札幌(5/14鹿島遠征記その3)

5/14の鹿島遠征をイタ飯に例えると、アンティパストが「ジーコのトークショー」、プリモ・ピアットが「ゴローごっこ」、セコンド・ピアットが「鹿島アントラーズvsコンサドーレ札幌」のゲームでした。試合終了5分前には席を立ち、直帰。ドルチェはDAZNを見ながら試合の復習でしょうかw。

試合は、私が応援する鹿島が4-1で圧勝。前半で3-0とし、ほぼ試合は決してしまったので、後半の鹿島は選手を入れ替えてゲームを流していました。スタジアムを俯瞰できる席でみると、DAZNでは映らない守備の選手のポジショニング、最終ラインの位置などいろいろ見えるので、楽しいですね。

Jリーグ発足以来30年、鹿島はブラジル色が強いスタイルでしたが、今年から初めてヨーロッパからスイス人・レネ・ヴァイラー監督を迎えました。スタジアムで磐田戦、札幌戦を見た印象は、トランジションがはやいサッカーをするようになっていたということです。つまり、攻撃から守備への切り替え、守備から攻撃の切り替えがはやいということ。
ボールを奪ったら早く攻撃につなげられるようにするし、ボールを奪われたらすぐに取り返えすというシンプルなものですが、なかなか奥が深いし難しいのです。従来の鹿島はポゼッション・サッカーという考え方で、ボールをキープしながら攻撃の糸口を探るような戦術でした。

たとえば、センターバックの三竿はもともとボランチ。ボール奪取力が高い選手。一般的にボランチが攻撃のスイッチを入れると言われていますが、今の鹿島はセンターバックがスイッチを入れるイメージです。高めの位置でボールを奪取して、ボランチにパスした瞬間、サイドハーフの選手はすでに走り出していて、後方からの縦パスに札幌の選手はまったく追いつけない状況をつくっていました。おそらくパスを出す位置が決められていて、その位置に選手が走むという約束ごとがあるので、一歩二歩先んじて攻撃できているのだと思われます。

全体の布陣は一見すると4-4-2ですが、攻守の局面によって布陣はさまざまに変化していました。攻撃時は、中盤のかたちがひし形状にし、ボランチをひとりにした4-1-3-2気味に、一方で守備時は4-4-2でしっかりとブロックを作って強いプレッシング。特筆すべきは攻撃時で、線状降水帯のようなタテ気味の配置から、コンンパクトな距離感でパスをつなぎ、尋常じゃないスピードで攻撃をしたことです。

実戦とDAZNで観戦して、レネ・ヴァイラー監督の戦術は、ドイツ人で現マンU監督のラルフ・ラングニック風かな…と私は感じました。ラングニックの基本戦術は4バックとゾーンディフェンス。その内容は、8秒以内に激しいプレッシングでボールを奪い、切り替え後は10秒以内にゴールへ至るというものですからね。

2018年のACL以来、鹿島はタイトルを獲れていません。序盤のリーグ戦としてはまずまずの出来ですね。多くの鹿島関係者やサポは、「タイトルが獲れない鹿島は、普通のクラブになってしまう」という危機感を持っています。今シーズンは、そういう不安を払拭してくれそうな期待を持たせてくれる試合でした。

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