「1986ボルドー」ワイン会

【2022年5月9日】
第1,037回の定例会を開催しました。
場所：港区北青山のイタリアン
人数：12名
会費：34,700円（食事代5,000円を含む）
ワインリスト
1) 1986 Ch. Le Castellet, Pomerol
2) 1986 Clos Rene
3) 1986 Ch. Le Crock, Saint-Estephe
4) 1986 Ch. Camensac
5) 1986 Ch. La Lagune
6) 1986 Ch. Le Bon Pasteur
7) 1986 Ch. L'Arrosee
8) 1986 Ch. La Fleur de Gay
9) 1986 Ch. Montrose
10) 1986 Ch. Lynch Bages
11) 1989 Ch. Cos d'Estournel（セラーで取り出し間違えて、別ヴィンテージになりました）
12) 1986 Ch. Petrus

個人的な好みでは、
☆☆☆ 　9,10,11,12
☆☆ 　　1,3,4,5,6,7,8
☆ 　 　 2
でした。

9)は、鉛筆の芯や腐葉土やチョコレートや白コショウやブラックカラントの香りと、ミルクチョコレートや紅茶や森の下草やブラックカラントの味わいでした。粘度の高いボリューム感のある果実味がある、スケールの大きなワインでした。

10)は、ダークチョコレートやブラックカラントや青野菜や鉛筆の芯の香りと、ビターチョコレートやオレンジヨーグルトやコーヒーやブラックカラントの味わいでした。凝縮感とボリューム感がある、骨格のしっかりとしたワインでした。

11)は、私が間違えて1986の代わりに1989を出してしまいました。他のワインとの比較はできませんが、これも素晴らしいワインでした。

12)は、甘い紅茶やチョコレートやマッシュルームやブラックベリーの香りと、紅茶やミルクヨーグルトやチョコレートやマッシュルームの味わいでした。舌触りが滑らかで余韻の長い、優美な熟成ワインでした。このワインの買値は227,800円で、9)10)11)の10倍の値段なのですが、満足度としては同水準（1倍）でした。

全体的には、期待を上回るレベルでした。
肉厚な甘い果実味が特徴で、とても36年経ったワインとは思えませんでした。
1986ボルドーはタンニン分が強く、長熟型のワインと言われてきましたが、ようやく飲み頃のピークに達した印象です。