何か変なこと言ってる
というコメントは甘んじて受けますです、ハイ。
「生涯現役
」のかけ声もかかるご時世である一方、若作り?にも限界はあるということも承知しております。
ですが、こういう心意気を持っていないと、衰えも早く進みそう…というのも実感としてあります
。
そんなわけで(って、一体どういうわけで!?)
このような「衰えを感じずに済む場所」に、2日続けての出動になった、4月17日は日曜日であります。
ようやくにしてことし最初のUtaco.さん。
もともとは1月のうちに執り行われるはずだった“新春公演”。前々稿のひいらぎ繭さん・小平加奈さんの公演と同様、新型コロナウイルスの流行第6波の影響で4月に延期され、“青春ワンマン”と、ちょこっとだけお題も変わっています。今のところ、4月に振り替えになった3公演(あとは、次回稿予定の結花乃さんワンマン(2月19日→4月23日))は、振替後の日程で無事に執り行われており、今度こそは着実に回復してくれるかという期待を持たせてくれます。
会場に選ばれた下北沢ラプソディーさんは、当日記では恐らくお初の場所
。入り口近くにバーカウンター、一番奥がステージというレイアウトですが、中は大きなテーブルを囲むように椅子が並んでいたり、壁側にも大きな窓(の内装…になりますが)があったりと、さしずめパーティールーム風の雰囲気
。30人ほどの聴衆で満員になったその「パーティールーム」は、お久しぶりのUtaco.さんのステージであることも手伝って、初めからアットホーム感に溢れています。
ギターの柴山さん、パーカッションの小久保さんとの3人編成のステージは、振替によって余儀なくされた3ヶ月近くの“準備期間”からの解放
を祝う感じでスタート。まずは「オレンジ」→「無限ループ」で場を作っていかれます。サポート陣のお名前も、それぞれどこかでは登場しているはずですが、このお三方でのステージは今回が初めて。とはいえ、緊張というよりは和やかという形容が似合います
。
前半は、Utaco.さんとしての定番曲が中心。(ドミノ倒し→レンズ→いつかすべてが終わる前に→矛盾のパレット)。
「コロナ禍」という名の大変な時代にあって、それでも演者さんの熱量を聴衆が直接受け取ることができるステージという場所は、とっても大事なものでして。楽しそうなお姿に噛み締めるようなパフォーマンスに、しばしうっとり。あれこれ書くよりも、書きづらいくらい深いところに染み入る感覚が良いわけです
。
おそらくそれは、関わる人々の多くがそのように思うはず。
前半の締めは、ゆずの「空っぽ」のカバーでしたが、これは持ち場をシャッフルした“新春かくし芸
”。元々はギター弾き語りが発祥だったUtaco.さん。それを生かして、ギター=Utaco.さん、ピアノ=小久保さん、パーカッション=柴山さんの割り振りでの披露となりました。こんなお遊びも、やっぱり直接やりとりできて息遣いも分かるからこその楽しさ。アットホームな空間ならではのパフォーマンスです。ちなみに“青春かくし芸”なるものもあって、こちらは思い出の一品をそれぞれに披露。常々プロフィール的には公表もされていた、スポーツ女子としてのUtaco.さんですが、現物であるソフトボール用のグローブを、おそらくは初お披露目に。運動音痴な筆者としては少々羨望の眼差しがあってみたり…。
後半は比較的リリースから日が浅い曲をセレクト。サポートメンバーからのリクエスト2曲ずつを含んで、このような感じでした。
1:タイムリミット告げて
2:月とI Love you
(柴山さんリクエスト)
3・4:Wherever→手と手
(小久保さんリクエスト)
5・6:Baby Baby→蜃気楼
7:さよならYesterday(新曲)
ということで、新曲での締め。
そして、この曲をタイトルチューンにしたワンマンを9月に執り行われることも発表。
タイトルチューンになるくらいのメイン楽曲で、ここまでのアップテンポな曲は、ちょっと思い当たらないくらいの感覚があります
。実際、締める前のMCでも「呪縛からの解放」と明言されたUtaco.さん。これから振り幅がますます広がっていくかもしれませんね。いろんな雰囲気を見聞きできるのは、聴衆側としても実に楽しみ。
当おと日記の原点でもあるUtaco.さんのステージは、筆者個人的には「若くいられるところに帰ってきたな」という雰囲気を感じるものでもあります。これからまた、気軽に「帰ってこられる場所」へ行ける環境が続いていきますように。
それでは改めて、うーちゃんよろしく
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