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2022年04月07日09:52

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温暖化と霜害

昨春に東北で大規模な凍霜害が発生したことは正直、あまり覚えていない。新聞記事を読んでああそうだったかと思う程度だが、実は福島県でも全国第2位の桃をはじめ過去2番目に大きい約27億9000万円もの被害が出た。東北では果樹栽培を柱に生計を立てている農家が多く、深刻な問題になりつつある。

その原因は、意外なことに地球温暖化。3月の平均気温が上昇すると、発芽が早まる。その後に霜が降れば、雌しべが重大な霜害を受けてしまう。温暖化で成長は促進するのに、それが霜でやられてしまうのだ。何とも皮肉な現象である。

阿武隈山怪では5月に遅霜という現象も発生する。太平洋側は晴れる日が多く、夜間に熱が放出してしまうのだ。都路には30年ほど前、キウイフルーツを栽培している移住者がいたのだが、遅霜対策として古タイヤを燃やしているのにびっくりした記憶がある。ここまでやらないと果樹栽培が成り立たないのかと思ったものだ。ポカポカ陽気に浮かれる春でも、早朝の霜は避けられない。自然との付き合いは容易でないのも事実である。

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