「1982ボルドー」ワイン会

【2021年12月21日】
第1,026回の定例会を開催しました。
場所：台東区浅草橋のフレンチ
人数：12名
会費：35,400円（食事代5,500円を含む）
ワインリスト:
1) 1982 Ch. de Lamarque
2) 1982 Ch. de Marbuzet
3) 1982 Ch. Greysac
4) 1982 Ch. Corbin
5) 1982 Ch. Larmande
6) 1982 Ch. Lafon Rochet
7) 1982 Ch. Prieure Lichine
8) 1982 Ch. Saint Pierre
9) 1982 Ch. L'Eglise Clinet
10) 1982 Ch. Ducru Beaucaillou
11) 1982 Ch. Pichon Longueville Comtesse de Lalande
12) 1982 Ch. Mouton Rothschild

個人的な好みでは、
☆☆☆☆ 12
☆☆☆ 　9,10
☆☆ 　　2,3,5,6,7,8,11
☆ 　 　 1
でした。
今年3回目の☆☆☆☆が登場しました。（過去は11/9,11/24）

12)は、燻製や腐葉土やローストしたナッツや紅茶やチョコレートやブラックカラントの香りと、ミルクチョコレートやアールグレイや森の下草やブラックカラントの味わいでした。凝縮感があり複雑な風味の、骨格のしっかりとした堂々たるワインでした。

9)は、ミルクヨーグルトやチョコレートや燻製や葉巻の香りと、紅茶やチョコレートや腐葉土やブラックベリーの味わいでした。複雑な風味で余韻が長い、優美な熟成ワインでした。

10)は、紅茶や森の下草やチョコレートや鉛筆の芯やブラックカラントの香りと、動物っぽい腐葉土やミントやミルクチョコレートやブラックカラントの味わいでした。凝縮感があり深みのある風味の、妖艶な熟成ワインでした。

全体的には、ほぼ期待通りの満足度の高い会でした。
1982ボルドーは、若いころから果実味豊かな飲みやすいヴィンテージでしたが、今回はむしろタンニン分を感じるワインがありました。果実味が退行して、バランスが崩れかけているのかもしれません。
また、コルクはボロボロのものが多く、この面からもワインの劣化リスクは高まっていると思います。