mixiユーザー(id:283341)

2021年12月11日12:13

54 view

福井県立図書館「100万回死んだねこ」

覚え違いタイトルを集めたベストセラー。世の中はうろ覚えに溢れているが、
図書館の仕事には近年、間違えやすいタイトルをネットで公開することが
含まれるらしい。これは一般人が閲覧することによって正確な題名を確認でき、
司書の仕事を若干減らす効果がある。利用者が予めタイトルを把握していれば、
司書の手を借りて探索するする必要がなくなるからだ。図書館の検索機は、
ネットのように曖昧なワードで候補を表示する仕様になっていないという。
其の為、司書が利用者から情報を聞き取り、候補を割り出す事例が頻発するのだ。
覚え違いのパターンも様々で、覚えにくい言葉を似たような単語に脳内変換していたり
複数の作者名が混じっていたり、意味は合っているのに云いまわしが違うなど、
ちょっとした推理が必要な作業と理解した。毎日の業務がこれひとつだったら
気が狂う。心に余裕を持って笑い飛ばすぐらいでないと。
という訳で、面白い間違いを集めたのが本書。この種のユーモアは人々も大好物なので
人気になるのも肯ける。私にヒットしたのは「ねじ曲がったクロマニョン人」
「ストラディバリウスはかく語りき」「昔からある、ハムスターみたいな本」など。
正解が分かるだろうか。講談社。
0 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年12月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031