mixiユーザー(id:283341)

2021年12月07日14:31

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映画「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」

前作の第2章でアネモネが選択した世界線らしい舞台でストーリーが展開。
シャッフルされて敵味方の人間関係がテレビシリーズとは異なり、整理が追い付かない。
そのままエンディングを迎えてしまったので、取り敢えず謎の感動と表現しておく。
本作は成人したエウレカを中心として進行する。作品の出来は当然、中の人である
名塚佳織にも左右される。そしてこれが見事に嵌っていたのだ。作画の進歩も
あるが、ブラックウィドウのように抑制を利かせた任務中や、同世代のアネモネの
前ではやや砕けた姿、レントンを思い出して感情が爆発する様など幅広く行き届いた
表現をしている。恐らく、林原めぐみのレヴェルに達した。
陰の主役であるデューイは三代目の山寺宏一。声の質からすると島田敏が良さそうと
思っていた。日本の声優陣は充実しているので誰が演じても水準まで引き上げて
くれるが、このキャスティングは抜群だった。全く違和感なく、シリーズの最初から
デューイだったかのような錯覚を覚える。
そしてホランド。こちらは失礼ながら、桜井孝宏では限界があると感じずには
いられない。悪くはないが、藤原啓治であればもっと前面に出られた筈だ。
恐らく台詞も、藤原用に用意されたものだろう。
多分、多くの観客が気づく筈だが、名作のオマージュが幾つか織り込まれている。
T2やエヴァの影響は即座に分かるし、BTTFやガンダムらしき箇所もある。
使い方を間違えると単なるお遊びになるところ、的確な箇所では必要な表現として
働く。
スタッフロールで気づいたのは合体題字の担当。わざわざ発注したのか。あと
メカ関連は大御所クラスが並んでいて流石と感じた。

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