原作山田鐘人、作画アベツカサのコンビは強力である。前巻まで褒めちぎった
世界観の構築には隙が見当たらないし、1コマで説得力を持つ画力にも恐れ入る。
今回注目したのは、過去の試験において失格になったユーベルの逸話。殺人という
物騒なワードから、精神的に不安定な人物なのかと疑ったのだが、アクシデントだった
ことが判明して一安心。ついでに魔法はイメージ、という強固なルールが提示された。
このルールの説得力も相当なものである。
作画も順調で、ダンジョン探索を実は喜ぶフリーレンや逸材に出会って狂喜する
ゼーリエを顔半分で表したり、ブチ切れるフェルンを簡潔にしたりと、表現が
確かだ。
それにしてもゼーリエ、どれだけの魔力を蓄えているんだ。
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