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2021年11月14日23:55

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ヒビノキ746(11月7日〜11月13日までの1週間/週後半)

2021/11/7〜11/13までの木曜日〜土曜日の週後半の日記です。

■2021/11/11/木
ようやく7月以前に公開した映画の感想がおわったぜ。

『白い砂のアクアトープ』 第19話 「さよならハイヒール」
https://aquatope-anime.com/
さよならアイドル。「アクアリウムティンガーラ」に「YONA PRO」の元・同僚で風花がセンターをゆずった城居ルカが取材へと訪れる。風花はアイドル活動に悩む彼女をはげまし、同時にアイドルを完全に卒業する。物語の作り方はベタ。16話で誕生したペンギンのヒナ(しらまた)が園/館のプールで泳ぐ時期が間近。だが臆病なしらたまは、なかなか独り立ちできない。このヒナとルカをまず重ね合わせる。

しらたまの背中を押す役目も、ルカの背中を押す役目も、風花がひきうける。独り立ちというならば風花も一緒。彼女はアイドル活動の中でいつか履きたいと思っていた「赤色のハイヒール」をルカへ継承する。この行動によって風花も完全にアイドル卒業。水族館飼育員の道を選ぶ。しらたま → ルカ → 風花が独り立ちする三重のリレーを表現している上手い話運び。いいお話しだった。

『王様ランキング』 第5話 「からみあう陰謀」
https://osama-ranking.com/
さすダイダ/さすベビン。そうしてもっともただしい剣の使い手がホクロだな。ボッジ、ダイダ、ドーマス、3人の視点を切り替えながら混乱させずに処理していく。とにかく作品のなかのダイダの扱い方が上手。ただの憎まれ役ではない。忠心を翻しボッジではなく自分へ投票したドーマスを彼は叱責する。たしかにこれではドーマスは信用ならない。なによりダイダはボッジを認めライバルだと認識している。

ボッスをガリガリけずって謎の薬を生み出す儀式は奇抜でわらっちゃったけれど、ダイダの言う様にこんなあやしい霊薬なんか「本能」が拒絶するだろ。ただ魔女がダイダへ霊薬の飲用を無理強いする以上、魔女にとってはダイダよりボッスのほうが重要なんだろうな。一方「冥府の大穴」へと落下したボッジの救い主はやはりカゲ。2人を冥府の王様デスハーが拾い上げ物語はあらたな展開へ。

■2021/11/12/金

フォト

毎度毎度、想像するんだけど「Itch.io」(https://itch.io/)のTRPGのジャンルタグ統一してほしいわけよ。「Tabletop-rpg」「Tabletop-roleplaying」「Top Role Playing Physical games」「Top free Physical games」――。

バラバラすぎやろ。全部はいってりゃいいけどジャンルタグごとに表示される作品の数が違う。運営なんとかしろ。……と思う一方、そういう荒々しさとか整備されてなさが「なくなる」とインディーズっぼさもなくなるかなあ。

『ブルーピリオド』 第7話 「1次試験開始」
https://blue-period.jp/
大葉先生が受け持つ八虎をはじめ、油彩クラスの藝大受験は間近。大葉は八虎に最後の助言を送る。創作において「まじめ」な性格が導き出す対応力は、ときには弱点になってしまう。おそらくではなく作中の描写を見る限り「まじめ」な八虎は、本能的に本心を隠し周囲と同調しようとする。それ自体は八虎の美徳で人間関係を円滑にすすめてきた処世術と対応術。自分よりまず他人をかんがえ他人へとあわせる。

ただ創作の現場にいない我々でもわかるけれど、作品 = 作者本人の様々な要素なら創作とは = 作者本人。なら本心を隠し周囲とあわせ、自身より他人を優先する八虎のアイデンティは不利。直接作品に「自分」が反映されない。この弱点を克服する過程で八虎の悪友の恋ケ窪たちがよい。友人らはちゃんと八虎の強味と弱味を把握している。本心で話せ、心を開け、自分を出せ、と親身になってくれる。

■2021/11/13/土
『モーリタニアン 黒塗りの手記』――。

無実の罪で約14年間キューバ・グアンタナモ刑務所内に投獄されていた通称モーと彼を救い出す弁護士たちの真実の物語。こりゃひどい。施設の拷問に出所した一部の戦闘員たちが訓練 → 結託 → ISILに……の“現実”もわかる。

憎悪と政治が法律と人権を無視してしまうのはどの国でも一緒。アメリカだって例外はない。地味な展開の中のメリハリの作り方が上手い。58歳になったジョディ・フォスターの型破りな弁護士像で映画をぐいぐいひっぱる。

『ルパン三世 PART6』 第5話 「帝都は泥棒の夢を見る/前篇」
http://lupin-pt6.com/
昭和5年の帝都にルパンたちがまさしくタイムスリップする。脚本は昭和探偵のいわゆるシェアード作品で有名な芦辺 拓。本作の下敷は乱歩の「黄金仮面」。この原作を選択した時点でなんとなくオチはわかっちゃうかも。(若干)原作のネタばれですけど「黄金仮面」の正体はアルセーヌ・ルパンそのひと。同時に本作では黄金仮面に恋し共犯関係をむずぶ富豪・喜三郎の娘・不二子が登場する。

(おそらく)「黄金仮面」の不二子は「ルパン三世」の不二子のもとネタのひとつ(モンキー・パンチ自体は否定している)。展開自体はルパンファミリーであるが別人の次元、不二子、五エ門、銭形を登場させモンゴルのお宝をめぐり、大泥棒、名探偵、陸軍がからみあう内容。後日この騒動をもとに乱歩が「黄金仮面」を執筆したとかやりそう。ゲスト脚本回のおもしろさとしては「普通」だな。
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