評価が高いのは知っていたが、私のアンテナが反応しなくてスルーしていました。
けど、どこかで読んだ評論・レビューで「「茜色に焼かれる」「サマーフィルムにのって」「由宇子の天秤」は2021年の邦画を代表する作品だ。」とあったのが目に入り俄然見たくなるが上映終了に愕然。
幸運な事にナナゲイ(十三)で目的の「最強殺し屋伝説国岡[完全版]」の前に偶然にも上映をしていたので、ついでと言うには贅沢ながら見てきました。
高校生の映画部に所属するハダカは文化祭で上映する作品を作成中。だが、ハダカは今製作しているラブラブキュンキュンなラブストーリーに全く乗り気でない。
そこで自分の脚本での時代劇を映画部に内緒で作り、文化祭でゲリラ上映する事を企み、メンバーを集め製作を始める。
だが主役の青年はタイムマシンでやってきた未来人だった。
こう書くとハチャメチャだが、このハチャメチャさを上まる高校生夏休み独特のキラキラさで、そんな事は見てる分にはどうでもよくなる。
「タイムマシン・ブルース」と「時をかける少女」を掛け合わせたような、ハチャメチャ爽快感、そしてホロリとさせる感覚が上手く融合されている。
昔「ウォーターボーイズ」を見たときに「俺もウォーターボーイズに入れてくれ!」と思ったが、この作品でも「映画部に入れてくれ!」と言う思いを強く持ってしまった。
見逃さないで良かった作品でした。
※ちなみに文中の「ハダカ」は役名で由来は謎です。本名も謎。
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