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2021年10月31日23:57

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ヒビノキ744(10月24日〜10月30日までの1週間/週後半)

2021/10/24〜10/30までの木曜日〜土曜日の週後半の日記です。

■2021/10/28/木
若い男の子が秋葉のイエサブでほかの作品なんかに目もくれず「クトルフ」と「ステラナイツ」を購入する光景をみると、作品の売れ方としては理想だと思うな。基本ルールブックが継続して売れる状態がユーザーの拡大には一番よい。

一方で、TRPG作品の発行点数自体はふえたんだけど、選択の幅が増えた + セールスの良い/悪い作品もはっきりしてきた。以前にあった「基本ルールブック発売」 → 「その作品のサプリメント発売」も規定路線ではなくなってきた。

基本ルールブックの売上が、ある程度の採算にのらないと、その時点で展開打ち切りの作品もでてきた。今年自分が主にPLをやらせてもらった作品や、去年以前に自分がGMをやった作品の中にも埋れて消える作品が一杯ありそう。

自宅で「デモパラ」とか一昔以前の作品の発掘をしていると「作品の発行点数がすくなかったゆえサプリメントがでたんだな」と想像する部分もなくはない。前回の例会でだれかがいったがTRPGは「消費」されるものになったな。

『白い砂のアクアトープ』 第17話 「くつろぎ処 海月風」
https://aquatope-anime.com/
くくると風花の休日がシフトの関係で一緒に。2人はスタッフを慰労するため社員寮で「海月風」の名の店(?)を開く。うどんちゃんも参加でおもてなしの料理から、リゾートマッサージ、フェイシャルエステまで、女子鉄板アクティビティで夢の癒しの時をどうぞ。物語の目的は、前回で距離のうまった知夢をふくめ「ティンガーラ」スタッフと「がまがま」スタッフの親睦をふかめること。

この目的自体はかなっている。ただ美容とか、エステとか、女性うけする要素が許容されるほどに本作が「一般層向け/女性層向け」に成立・定着しているのか? といえば疑問だな。深夜作品の時点で視聴者たちは大半男子だし、女子の視聴者たちがいたとしても「こういう部分」にコミットしそうもないし。もちろん、いろいろ思考錯誤した結果の選択なんだろうけれど、いまいちずれてる。

『王様ランキング』 第3話 「新しい国王」
https://osama-ranking.com/
展開が早い。ボッズ王が死に王はボッジを次の王に指名する。王室は第1王子の戴冠の儀を執り行う。だが王妃ヒリングはダイダが王位を継ぐ様に画策する。なんとも複雑。今回、視聴者たちはヒリングの別の一面を知る。彼女はボッジにもダイダにも同様の愛を注ぎじつはやさしい。実際ダイダに再起不能にされたボッジを治癒の術で救い、継母だがボッジの本当の母親になろうとした。

ボッジではなくダイダを王に指名したのは、自身の血が流れる子供を王にすえるのではなく、身体が弱く聞こえず喋れずのボッジをいたわり思ってのこと。「ヒリングの行動はただしかったのか?」はおくとして、ヒリングが「やさしい」ことにかわりはない。一方、ボッズの死後、彼の口の中から出現した悪魔や、ダイダを導く魔法の鑑の存在なと陰謀の匂いがぷんぷん。ドーマスと旅に出たボッジはどうなるんだ?

■2021/10/29/金
ニューデルタプラスって連邦軍のMSの名前みたい。

『ブルーピリオド』 第5話 「課題が見えてもどうしようもねぇ」
https://blue-period.jp/
このめまぐるしい八虎の感情の上げ下げよ。いよいよ受験が3か月後に迫り、集中して受験対策へ挑む予備校生たち。八虎はモチーフ不在で絵を描く「イメージ課題」の対応で自身を見失う。のんびりのほほんな雰囲気の森先輩はじつは「ぶれない」芯の強い人。自身が絵を描く目的と語る「祈り」をテーマにアイデンティティを確立している。その強さに八虎同様圧倒されるよな。だから迷わない。

八虎は先輩の絵に触発されF100号の大作を描き「実感」をつかむが、今度は「実感」をつかむことになった成功体験に翻弄されてしまう。袋小路の八虎を次回、助け出す人物が世田介なんだろうが、とにかく八虎は迷って迷って迷いまくる。物語の進行速度でいえば、おそらくこのまま藝大受験の成否があって、予備校編は終了になりそうだ。同時に原作読者が感覚するダイジェストの感想もわかる。

■2021/10/30/土
『キャンディマン』――。

鏡の前に立ち「キャンディマン」と3回唱えるとキャンディマンがその人物を殺しに来る92年作品のリブート……じゃなかった。「どこかで見聞きしたな。この展開」って思えば、これオリジンの直接の続編になってるんだな。

「脚本はジョーダン・ピールでまたホラーに人種差別問題をからませるのか?」とかまえて観たけれど、キャンディマンの誕生理由がそもそも「迫害」でしたね。ただオリジンのスラッシャー要素は薄味で、ホラー映画としては物足りないな。

『86-エイティシックス-』 第16話 「それでも」
https://anime-86.com/
これまけんじゃね?(小並感的感想) ついに始まったレギオンの大規模攻勢。大規模攻勢はギアーデ連邦だけではなく、ロア = グレキア連合王国、ヴァルト盟約同盟、サンマグノリア共和国を一斉に襲撃する波状攻撃であった。シンたちノルトリヒト戦隊は「86」時代のように捨て鉢で戦場へ飛び込む。状況を見る限り各国が共闘しないと勝てないな。ですから展開は王道。危機に各国が手を結ぶ。

前回に続きフレデリカの従者で、騎士で、現在は黒羊のキリトと、シンの同一化の描写は顕著。結局のところシンは戦いを愛するウォーモンガーであって破滅願望を抱く。この抑止/防止の「かすがい」がフレデリカ。とはいえ彼女だけでは「かすがい」不足。ですからこの困った主人公をふたたびレーナと再会させなきゃいけないんでしょう。ともあれ今後の2期の目的はこの大攻勢をなんとかすることか。

『ルパン三世 PART6』 第3話 「大陸横断鉄道(嘘)の冒険」
http://lupin-pt6.com/
いかにも辻真先の脚本だが「おもしろいか?」っていわれればそうではないな。屋敷の園内にアメリカ大陸横断鉄道を模す庭園鉄道をはしらせるマーキス侯爵。ルパンたちは侯爵が所有する価値ある切符をねらう。だが執事のモートンも侯爵を殺害して切符をねらう。庭園鉄道がさ、舞台装置でしかないんだよな。ですから鉄道が絶対必要な展開になっていない。もちろん鉄道から描写は発展するんだけど。

前期から恒例のゲスト脚本家の話の質はバラバラ。辻真先の脚本はいかにもジャンルばらばらのルパンの代表。ただジャンルばらばらのルパンのエピソードもおもしろさに優劣はあったわけで、ゲストキャラクターの存在感も薄味で即興的にしか動かない。サブタイが鉄道なのに不二子のキスでおわらせちゃダメでしょ。とはいえ雑多なルパンを視聴するのもシリーズのたのしみか。来週は押井守。

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