ヒロインが突如変身した、という驚きもあったが今回のハイライトは、ウルトラ一族が
善意のグループから敵視されているという衝撃だった。もやっとするこの設定を
懐かしいと思うのは、私がセブンの世代だからである。ウルトラセブンほど顕著に、
地球人類以外の正義を表現したウルトラシリーズはない。多くの局面でウルトラ一族は、
シンプルな正義とシンプルな悪徳との衝突の中で戦ってきた。我々の倫理観が
揺らぐ感覚を、コミックスで久々に体験している。
巻末の資料が充実。作中、防衛隊は科特隊であるが主力メンバーはTDFつまり
セブンの時の面子になっている。キリヤマ、フルハシ、アンヌ、ソガ、アマギ。
勢ぞろいしている。
ログインしてコメントを確認・投稿する