アニメ「ルパン三世　PART6」EPISODE 0

北海道では水曜日深夜の放映。少し遅い。当然観るつもりでいたが、初回は
大きな感慨と共に。報道されたように、小林清志、最後の次元大介なのである。
昭和のルパンが本当に終わる。これは想像だが、新シリーズが決まって出演を
打診された際に本人から辞退があったのではないだろうか。最後に一度
演じてもらうよう説得し、急遽次元のエピソードを入れたのではないか。
其れ故にエピソード０なのであろう。
これまでのシリーズでも次元が主役のエピソードはあったが、矢張りパート５辺りからは
衰えを見せるようになった。今回は更に調子が悪くなっているようだった。素人でも
分かるぐらいに老いているのだ。年齢の影響は確実に出ている。

初回の内容だが、全てが小林清志リスペクトで埋め尽くされていた。長い間次元を
演じてきた姿と重なる台詞が続く。彼を送り出す目的で作られた話であることは
確実で、こんなことは今まで例にない。ラスト出演で特別な台詞が用意される
パターンはあった。最近ではキートン山田がちびまるこちゃんを退く際、「後半へ
続く」で締めくくった。だが、１エピソードを丸ごと声優の為に使ったことはない。
昭和の名優に合わせて、テーマ曲もパート３、1980年のヴァージョンが使用された。
次週からは令和のテーマ曲になる筈だ。