アニメ「マギアレコード　覚醒前夜」

第２期終了。サブタイトルからして完結する気がしなかった。第３期はあるだろう。
無事にマミさんと鶴乃を救出し、美冬を味方に取り戻したので
人心地つきたいところ。ここで一旦区切りたい気持ちは分かる。だが然し、
最大の懸案であるワルプルギスの夜は、見滝原市の直ぐ傍まで迫っている。
時間は殆どない。次のシーズンが始まったら、即行で破滅を眺めなくては
ならないではないか。
実はこのシリーズに関しては冗長と感じており、１クールで語れるのではないかと
にらんでいる。本編であるまどマギのパッケージングは優れていた。虚淵玄の
纏め方に舌を巻く。彼ならばこのシリーズもコンパクトにできたのではないかと
考える。まあもともと３部や４部での構成を目指していたのなら、短くする
必要性はないのだが。
もうひとつ、まどマギをメインストリームとする場合、このステージがリセットされる
運命であることが、ずっとひっかかっている。マギウスの目指す魔法少女の救済は、
まどかが神に昇格して達成することが決まっているし、そうなる前の時間線は
全てほむほむが消去してきた。八千代やいろはがどんなに頑張ろうとも、解決するのは
まどかでありほむほむなのだ。無価値とまでは云わないが、彼女たちの戦いは
結末に影響を与えないと思うと、何のために、と考えてしまう。