mixiユーザー(id:1680995)
2021年10月10日10:09
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一番折っちゃいけない骨が折れました��
いやー、休職の手続きとして職場に出さなきゃいけない医師の診断書なんですけどね。
Opeも執刀した主治医の先生が、とんでもない文章を書いてくれました。
‥‥私は一体どういう目に逢ったんだ。火曜サスペンス劇場のメロディが頭を離れんわ。
実際は、コケた場所のすぐそばに交番があって、表に立ってた警察官がコケた私が立ち上がれないのを見てて、急いで119番してくれただけです。むしろ犯罪性ゼロである事の目撃者というか。
これ、会社に提出するんかい。前半に気を取られすぎて、後半の怪我の深刻度にまで目が行かないんじゃないか。むしろそれで３ヶ月もの休職の事情を勝手に忖度してくれるか？
医者やってる人、もう少し世間の目みたいな経験をした方がいいわ。別業務から来た人の方が、対人関係では即戦力になったりする事実を思い出しましたよ。最近になって、漫画家はともかく小説家は「一回社会人生活を経てから創作業に専念した方がいいかも？」みたいな風潮はあるよね。
一つの立場からしかモノを見たことがない人というのは、こういう笑い話を、もっと大規模で起こしちゃう可能性がある訳だ。今まで２回、同系統だが違種業に転職した私にはよく分かる。
ただ、これを書いた私の主治医は、若くして骨関係のOpeの腕はむっちゃイイ事で知られているんで（偶然この人に当たらなかったら人口骨になってたかもしれない）、「作文のセンスが変です」と書き直させる事はとてもできねぇ‥‥
****
Opeから車椅子1週間→両脇松葉杖4週間→歩行杖1週間のリハビリ。
かなりハイペースに進めてもらいました。とにかく主治医がめっちゃ大事を取りたがるんだもん。（�，能颪い芯未螢▲襯魁璽覦預絃百擬圓世函慊舛靴�ない症例』になるんだが、酒呑みの割には私のγGTPはそれほど高くない。骨密度にも問題なし、むしろ優秀）。
いやもう本当に、運の悪い偶然ですから！コケた場所で全体重を縁石の一点にぶつけたのが原因ですから！拒食症と左足指のイボと右足首の捻挫癖はまた別問題ですから！！不運な自損事故！！！
お願いします
の懇願で、各過程をちょこちょこ縮めてもらってます。本当はOpe後9週入院だった所を6週半まで。
急いだツケは入院中の必要物資の不足に繋がりまして、いやもう、近場に住んでいる友人達の、お見舞い＝LINEで土下座して差し入れてもらった物品が無ければ、生きた干物になるところでしたよ。
出先で何かあって救急車で入院病棟に運ばれちゃった人！今ホント洒落なんないくらい必要物資が手に入らないからね、某ウイルスのせいで、入院させられた瞬間から退院まで一歩も外に出られないからね、気を付けてね！！
****
その中で一番怖かった例をお話ししましょう。
１dayコンタクトを入れて眼鏡を持たない状態で搬送された私は、次の日からは裸眼で0.1以下。看護の方達の顔立ちが分からない（マスクのせいもありますが）。名札が読めない。着てる服は日々異なる同デザインのケーシー。もう髪形と声だけで判別するような状態です。
なのに、入院３日目にはOpe、８日目にはリハビリ開始。
ぼやけた色が渦巻いてる前衛芸術みたいな視界で、絶対に患部に体重を掛けちゃいけないリハビリとか‥‥
外国のホテルで停電になったところに火事発生みたいなもんじゃないか‥‥
間に土日を挟むので、もう真っ青になって車椅子でナースステーションに駆け込みましたよ。「すいません、外部から郵送物を病室に届けてもらう事はできますか！？」
答はYes。病室から何かを送るのはとても厄介なのですが（売店で切手を買って、隣にあるポストに入れるだけ。郵便局がそれをいつ回収するかは不明。不明！？）、逆は可です。
この時ほど、普段はまるで使ってなかったAmazonプライムに加入していた事に、最敬礼したことはないですね。スマホの存在にも土下座で感謝です。過去の通信販売からコンタクトのカーブ形（B.C.）だけは一致させて、多少の度数（D）の足りなさは無視して、唯一売られていたリハビリ開始に間に合う商品をタップ。病院スタッフにあまりに切羽詰まった事情を話して、荷物が届いたらなるべく急いで届けて欲しい旨を伝えました。
後はもう、流通各所に祈るだけ。有難いことに、「視界が効かない状態で・足骨が折れたばっかりの患者に・リハビリの予定が入ってる」という非常事態を、看護師さんも看護助士さんも事務さんも理解して下さいまして。リハ開始の前日午後には、日曜であるにも関わらず、注文品が届きました。
助かった‥‥
病院で改めて転んで再手術とか片足が短くなるとか、最悪の事態は回避された‥‥
味を占めた私は、入院後半はAmazon利用しまくり。といってもモノを増やすと退院時に厄介だから、どうしても必要だけど病院の売店に売ってない、「どうしても欲しいが手に入らない消えもの」に限りましたけども。
全ての入院条件が超能力者のように分かっていれば、レンタルWi-Fiという手も使えたんですが。一定以上の回復が見られたらリハビリ病棟に移される事、いつそれが実行されるか不明な事、そこの病床のコンセント事情がどうなっているかはまるで分らない事の三点で諦めました。とにかく半端なヒマ時間がありすぎ。
もういいよ、売店で買ったナンパラのドリルでもやってるよ。
アレ、母が使っていた初心者用しか知らずに舐めて掛かってたんですが、難しい問題はマジ難しいのな！一問解くのに２時間とか掛かって、入院後半は思いっきり助けられました。熱中してるとすぐに次のスケジュールが来る。わーい。
****
とにかく整形外科はご高齢の方が多く、特にリハビリ病棟（元の生活に戻れるようにトレーニングする、最初に入れられた救急病棟よりも軽症の？自由が利く？部屋。それが逆に曲者なんだよ）は、95％が要介護老人。
４人部屋の同室になった98歳のババ様とか、起きている限りは無限に意味不明の愚痴をブツブツブツブツ言い続け、平気で食事時間に脱糞する。私は使い慣れない松葉杖で緊急脱出、トイレで食べかけの食事を全て嘔吐。×５回。移動前よりキツい状況ってのは予想してなかった。
しかし、こんな暴挙の原因が認知症ではなく単なる加齢である以上、「耐えられなかったら別の部屋に移動できますよ」って扱いになるんだ。そして別の病室に移ったところで、下手すると看護師さんと毎日同じ内容で何時間も怒鳴り合ってるババ様が居たりするんだ‥‥
諦めます。つか、介護関係者の仕事を24時間見たことはなかったので（在宅調剤なんて長くても一人1時間くらいよ）、もう看護師さん・介護士さんに対する尊敬値がダダ上がり。※
※ちなみに彼らは絶えず働いているというのに、『働き方改革により土日祝日は医師が不在ですので、病状などのご質問は平日の面会時間（13:00-17:00）にお願いします』とか、ナーステの前に堂々と表記されてて余計に居たたまれなく。いや本当に、地域の公立の中央病院なのに科によっては土日祝日はDr.が誰もおらんで、患者が急変したらおっとり刀で駆け付けてくる事になってんの。
私も入院中の土曜夜、もの凄い便秘と腹痛で困った。が、看護師は医師の指示にない医療行為は行えない。こんな事でDr.に緊急電話をかける訳にもいかず、ちょっと文字に起こすのが憚られる手段で自分で摘出した。時期が時期だけに、各病室の前に使い捨てシリコン手袋が備えてあって助かった。
医師の激務は知ってるが、せめてシフト制にしたらどうなんだろう。これじゃ、逆に医師は飲んだくれたりもできないよね。
****
――というところで、実家から緊急連絡。老々介護してる両親家が、私が１ヶ月半も入院しているから崩壊しそうとのこと。
病室内では通話できないので、旧面会室・現ただのTVルームで、ケアマネさん・ヘルパーさんと何度もの電話話し合い。「無理は承知していますが！できるだけ早く退院して頂けると！大変申し訳ないのですが助かります！」というへルパーさんの魂の叫びは、6/16に手術して『7/15から働ける？』＆7/31に退院したら『来週からシフト入れる？』とほざきくさりやがった上司のメールより、よほど身に沁みました。
仕事と介護と両方の事情で、医者に言われるままにのんびり入院していられなかった訳ですが。どっちかっていうと私が限界までリハビリを頑張って２週間以上も入院を縮めたのは、「職場をクビになるかも」という恐怖よりも、「私を助けてウチの親を見てくれてる人達に迷惑掛けたくない」の義務感だった気がします。
余談ですが、現在そのクソ上司は見切りを付けられた人達の大量辞職と、子飼いの部下のいきなりの病気入院や妊娠で、ものくっそグルグル苦労してます。
「天網恢恢疎にして漏らさず」って言葉知ってるか？仕事には復帰するが、まだ４時間の半日勤務に脚が耐えられるかどうかも分からない私に、片道２時間の店舗を報復人事（怪我して休職した人間に報復って意味が分からないが）で宛がおうとしたクソよ、一度この言葉を辞書で引いてみるがいい。
ここらへんの事情を話して、担当者間の緊急カンファになってしまいました。いちお、7/23-29で、問題なく両足で歩けるくらいに骨がくっつき始めていることはリハビリ＆レントゲンで証明済み。
という訳で、7/31、晴れて退院です！出所です！！
****
しかし、季節が悪かった。
自己リハビリしようにも、昼間歩いてたら干からびて死ぬ。しかもできるだけ外に出るなというコロナ厳戒態勢中。
妥協案で、午前４時からと午後22時から、近所を１時間ずつ歩くことにした。ら、半年ほど前からちょいちょい近所で注意喚起されていた露出狂が出た。
‥‥‥
まだ杖を使わないと階段を登れない私の上で、ボロンと立ってる。
機敏な行動は取れない。特に階段を下りるのは遅い。すれ違うしかないが、微妙に私のいる方向に体の正面を向けてくる。ので、ごくごく普通に「こんばんわ」と挨拶してみた。
「20時以降は出歩くなと言わているのにすいません。脚のリハビリです。すいません」
と言って通り過ぎた。あくまでも普通の人相手のように。
道の角を曲がった直後、最寄りのコンビニに最大速度で駆け込んで、警察に連絡。
これが正解かどうかは分からんよ！機敏な人はまず逆方向に逃げた方かもいいかもよ！ただ、もう20年近く前に、電車の中から「春だなぁ‥‥」と黄昏れながら窓の外を見てたらボロンの人が踏切に立っていて、「春だなぁ‥‥」と無表情に見送ったら、めっちゃ不機嫌な顔をしてて。
察するに、あの人達はボロンを見てキャーキャー言われることが目的じゃないかと思うので、無反応が一番の対応法だと思うのよ。
もちろん確証はないので、それ以降、リハビリのルートは大通りしか使わない安全な道に変えましたけども。
****
出先からのいきなり入院から退院までの１ヶ月半と、その後の職場に復帰するまでの１ヶ月半。
家に帰ったらカビてはいけない物がカビてたとか、毎日歩いてリハビリしないといけないのに台風が居座るせいでマンション内を歩き回って管理人に不審者として連絡されたとか、「食事は治療の一環」と無理矢理院内食は完食してたので主治医が気付かなかった拒食症のリバウンドとか、屋上のリハビリ空間で会話するようになった人が実は近所の焼肉屋店主だったこととか、コロナ体制下での面会客への厳しさとか、まだらボケ老人vs普通の患者も嫌がる鬼看護師・１日３回ファイッ！とか。
まだまだ話題は尽きないのですが、ここまでにしておきます。
怪我から４ヶ月、ようやく鎮痛剤を使わずにフル勤務（立ちっぱなし９時間）をこなせるようになりました。まあ、経過は順調という感じです。
骨を固定してるビスを取り出すのは2〜5年後と聞いて、それまでは海外の金属探知機が反応するのに英語で対応かよ‥‥と暗澹とはしてますが。胡坐がかけなくなって不便ですが。
うん、まあ、何とか。人生こんな事態もあるよね。
こっっっっっそり言いますが。
片足が一生動かなくなったかもしれない怪我人の立場なのですが。
最大の趣味が海外探索で、何よりもまず自由を愛する人間として、感染症関係で１年半も色々色々と禁止・制約・規制・自主規制に直面した後としては。
産まれて初めてレベルのものすごい苦痛と努力も含めて、実は良い気分転換にもなっていた事も、白状いたします。
梅雨の間に１、2回しか見れなかった、雪をかぶっていない富士山の美しい姿。
「ジジババ向けだなー」と思っていた院内食が、実はジジババにも古すぎて不評で、売店からアンパンを買ってあげたこと。
コロナ対策で、本来は顔を合わせることもできないのにお見舞いに来てくれた友人達との遭遇ミッション・インポッシブル。
持病の薬が病院の採用になく、他所から買ってこなければならない事態に。薬剤師「これ、一時的に休薬することは‥‥」久「体調的には大丈夫なんですけど、たぶん離薬症状が‥‥」薬「あー‥‥」久「面倒くさいですよね、すいません」薬「いや、はい、その通りです。どうにかします」ほんとすまん。
東京や横浜の主だった建物のライトアップが、全て赤色だったコロナ最厳重注意期間。
どこか知らないけど、ありがとう毎月ナンパラやクロスワードパズルの小雑誌を出してくれてる所。
それが理想値だろうと、塩分8.6g/dayはあまりに無理がある。この夏の気候で汗をかいたら途端にこむら返り起こすぞ、つか起こした、と話し合った管理栄養士のお嬢さん。
なにげに楽しかった車椅子と、予想外にむっちゃ難しかった松葉杖。
わざわざ整形外科急患病棟から管轄外のリハビリ病棟まで、「問題はないですか？」と様子を見に来てくれる救急病棟の看護主任。（21:30-:6:00の消灯時間中、一人一人の顔に懐中電灯を当ててちゃんと寝てるかどうかを確認する看護師が居て、その眩しさで逆に起こされるのがすっげー迷惑とか、この白髪の天使の立場を考えると誰もチクれなくて困っている。微妙な管轄の違いがあるから）
猛暑の中の一抹の幸福だった売店のアイス。
その売店が仕入れ量を見誤り、連休で全ての無糖飲料が売り切れて、自棄になってジュース飲んでたという糖尿病棟の患者さん。
それを聞いて思わず「水道水でいいだろ、ここは日本だ、蛇口から出る水が飲める国だ！」と叫んでしまったこと。
うん、日々は過剰な暇に悩まされてたけど、トータルするとビックリするほど色々ありましたね。医療人として、今後の無駄にはしないと思う。
Opeも執刀した主治医の先生が、とんでもない文章を書いてくれました。
‥‥私は一体どういう目に逢ったんだ。火曜サスペンス劇場のメロディが頭を離れんわ。
実際は、コケた場所のすぐそばに交番があって、表に立ってた警察官がコケた私が立ち上がれないのを見てて、急いで119番してくれただけです。むしろ犯罪性ゼロである事の目撃者というか。
これ、会社に提出するんかい。前半に気を取られすぎて、後半の怪我の深刻度にまで目が行かないんじゃないか。むしろそれで３ヶ月もの休職の事情を勝手に忖度してくれるか？
医者やってる人、もう少し世間の目みたいな経験をした方がいいわ。別業務から来た人の方が、対人関係では即戦力になったりする事実を思い出しましたよ。最近になって、漫画家はともかく小説家は「一回社会人生活を経てから創作業に専念した方がいいかも？」みたいな風潮はあるよね。
一つの立場からしかモノを見たことがない人というのは、こういう笑い話を、もっと大規模で起こしちゃう可能性がある訳だ。今まで２回、同系統だが違種業に転職した私にはよく分かる。
ただ、これを書いた私の主治医は、若くして骨関係のOpeの腕はむっちゃイイ事で知られているんで（偶然この人に当たらなかったら人口骨になってたかもしれない）、「作文のセンスが変です」と書き直させる事はとてもできねぇ‥‥
****
Opeから車椅子1週間→両脇松葉杖4週間→歩行杖1週間のリハビリ。
かなりハイペースに進めてもらいました。とにかく主治医がめっちゃ大事を取りたがるんだもん。（�，能颪い芯未螢▲襯魁璽覦預絃百擬圓世函慊舛靴�ない症例』になるんだが、酒呑みの割には私のγGTPはそれほど高くない。骨密度にも問題なし、むしろ優秀）。
いやもう本当に、運の悪い偶然ですから！コケた場所で全体重を縁石の一点にぶつけたのが原因ですから！拒食症と左足指のイボと右足首の捻挫癖はまた別問題ですから！！不運な自損事故！！！
お願いします
の懇願で、各過程をちょこちょこ縮めてもらってます。本当はOpe後9週入院だった所を6週半まで。
急いだツケは入院中の必要物資の不足に繋がりまして、いやもう、近場に住んでいる友人達の、お見舞い＝LINEで土下座して差し入れてもらった物品が無ければ、生きた干物になるところでしたよ。
出先で何かあって救急車で入院病棟に運ばれちゃった人！今ホント洒落なんないくらい必要物資が手に入らないからね、某ウイルスのせいで、入院させられた瞬間から退院まで一歩も外に出られないからね、気を付けてね！！
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その中で一番怖かった例をお話ししましょう。
１dayコンタクトを入れて眼鏡を持たない状態で搬送された私は、次の日からは裸眼で0.1以下。看護の方達の顔立ちが分からない（マスクのせいもありますが）。名札が読めない。着てる服は日々異なる同デザインのケーシー。もう髪形と声だけで判別するような状態です。
なのに、入院３日目にはOpe、８日目にはリハビリ開始。
ぼやけた色が渦巻いてる前衛芸術みたいな視界で、絶対に患部に体重を掛けちゃいけないリハビリとか‥‥
外国のホテルで停電になったところに火事発生みたいなもんじゃないか‥‥
間に土日を挟むので、もう真っ青になって車椅子でナースステーションに駆け込みましたよ。「すいません、外部から郵送物を病室に届けてもらう事はできますか！？」
答はYes。病室から何かを送るのはとても厄介なのですが（売店で切手を買って、隣にあるポストに入れるだけ。郵便局がそれをいつ回収するかは不明。不明！？）、逆は可です。
この時ほど、普段はまるで使ってなかったAmazonプライムに加入していた事に、最敬礼したことはないですね。スマホの存在にも土下座で感謝です。過去の通信販売からコンタクトのカーブ形（B.C.）だけは一致させて、多少の度数（D）の足りなさは無視して、唯一売られていたリハビリ開始に間に合う商品をタップ。病院スタッフにあまりに切羽詰まった事情を話して、荷物が届いたらなるべく急いで届けて欲しい旨を伝えました。
後はもう、流通各所に祈るだけ。有難いことに、「視界が効かない状態で・足骨が折れたばっかりの患者に・リハビリの予定が入ってる」という非常事態を、看護師さんも看護助士さんも事務さんも理解して下さいまして。リハ開始の前日午後には、日曜であるにも関わらず、注文品が届きました。
助かった‥‥
病院で改めて転んで再手術とか片足が短くなるとか、最悪の事態は回避された‥‥
味を占めた私は、入院後半はAmazon利用しまくり。といってもモノを増やすと退院時に厄介だから、どうしても必要だけど病院の売店に売ってない、「どうしても欲しいが手に入らない消えもの」に限りましたけども。
全ての入院条件が超能力者のように分かっていれば、レンタルWi-Fiという手も使えたんですが。一定以上の回復が見られたらリハビリ病棟に移される事、いつそれが実行されるか不明な事、そこの病床のコンセント事情がどうなっているかはまるで分らない事の三点で諦めました。とにかく半端なヒマ時間がありすぎ。
もういいよ、売店で買ったナンパラのドリルでもやってるよ。
アレ、母が使っていた初心者用しか知らずに舐めて掛かってたんですが、難しい問題はマジ難しいのな！一問解くのに２時間とか掛かって、入院後半は思いっきり助けられました。熱中してるとすぐに次のスケジュールが来る。わーい。
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とにかく整形外科はご高齢の方が多く、特にリハビリ病棟（元の生活に戻れるようにトレーニングする、最初に入れられた救急病棟よりも軽症の？自由が利く？部屋。それが逆に曲者なんだよ）は、95％が要介護老人。
４人部屋の同室になった98歳のババ様とか、起きている限りは無限に意味不明の愚痴をブツブツブツブツ言い続け、平気で食事時間に脱糞する。私は使い慣れない松葉杖で緊急脱出、トイレで食べかけの食事を全て嘔吐。×５回。移動前よりキツい状況ってのは予想してなかった。
しかし、こんな暴挙の原因が認知症ではなく単なる加齢である以上、「耐えられなかったら別の部屋に移動できますよ」って扱いになるんだ。そして別の病室に移ったところで、下手すると看護師さんと毎日同じ内容で何時間も怒鳴り合ってるババ様が居たりするんだ‥‥
諦めます。つか、介護関係者の仕事を24時間見たことはなかったので（在宅調剤なんて長くても一人1時間くらいよ）、もう看護師さん・介護士さんに対する尊敬値がダダ上がり。※
※ちなみに彼らは絶えず働いているというのに、『働き方改革により土日祝日は医師が不在ですので、病状などのご質問は平日の面会時間（13:00-17:00）にお願いします』とか、ナーステの前に堂々と表記されてて余計に居たたまれなく。いや本当に、地域の公立の中央病院なのに科によっては土日祝日はDr.が誰もおらんで、患者が急変したらおっとり刀で駆け付けてくる事になってんの。
私も入院中の土曜夜、もの凄い便秘と腹痛で困った。が、看護師は医師の指示にない医療行為は行えない。こんな事でDr.に緊急電話をかける訳にもいかず、ちょっと文字に起こすのが憚られる手段で自分で摘出した。時期が時期だけに、各病室の前に使い捨てシリコン手袋が備えてあって助かった。
医師の激務は知ってるが、せめてシフト制にしたらどうなんだろう。これじゃ、逆に医師は飲んだくれたりもできないよね。
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――というところで、実家から緊急連絡。老々介護してる両親家が、私が１ヶ月半も入院しているから崩壊しそうとのこと。
病室内では通話できないので、旧面会室・現ただのTVルームで、ケアマネさん・ヘルパーさんと何度もの電話話し合い。「無理は承知していますが！できるだけ早く退院して頂けると！大変申し訳ないのですが助かります！」というへルパーさんの魂の叫びは、6/16に手術して『7/15から働ける？』＆7/31に退院したら『来週からシフト入れる？』とほざきくさりやがった上司のメールより、よほど身に沁みました。
仕事と介護と両方の事情で、医者に言われるままにのんびり入院していられなかった訳ですが。どっちかっていうと私が限界までリハビリを頑張って２週間以上も入院を縮めたのは、「職場をクビになるかも」という恐怖よりも、「私を助けてウチの親を見てくれてる人達に迷惑掛けたくない」の義務感だった気がします。
余談ですが、現在そのクソ上司は見切りを付けられた人達の大量辞職と、子飼いの部下のいきなりの病気入院や妊娠で、ものくっそグルグル苦労してます。
「天網恢恢疎にして漏らさず」って言葉知ってるか？仕事には復帰するが、まだ４時間の半日勤務に脚が耐えられるかどうかも分からない私に、片道２時間の店舗を報復人事（怪我して休職した人間に報復って意味が分からないが）で宛がおうとしたクソよ、一度この言葉を辞書で引いてみるがいい。
ここらへんの事情を話して、担当者間の緊急カンファになってしまいました。いちお、7/23-29で、問題なく両足で歩けるくらいに骨がくっつき始めていることはリハビリ＆レントゲンで証明済み。
という訳で、7/31、晴れて退院です！出所です！！
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しかし、季節が悪かった。
自己リハビリしようにも、昼間歩いてたら干からびて死ぬ。しかもできるだけ外に出るなというコロナ厳戒態勢中。
妥協案で、午前４時からと午後22時から、近所を１時間ずつ歩くことにした。ら、半年ほど前からちょいちょい近所で注意喚起されていた露出狂が出た。
‥‥‥
まだ杖を使わないと階段を登れない私の上で、ボロンと立ってる。
機敏な行動は取れない。特に階段を下りるのは遅い。すれ違うしかないが、微妙に私のいる方向に体の正面を向けてくる。ので、ごくごく普通に「こんばんわ」と挨拶してみた。
「20時以降は出歩くなと言わているのにすいません。脚のリハビリです。すいません」
と言って通り過ぎた。あくまでも普通の人相手のように。
道の角を曲がった直後、最寄りのコンビニに最大速度で駆け込んで、警察に連絡。
これが正解かどうかは分からんよ！機敏な人はまず逆方向に逃げた方かもいいかもよ！ただ、もう20年近く前に、電車の中から「春だなぁ‥‥」と黄昏れながら窓の外を見てたらボロンの人が踏切に立っていて、「春だなぁ‥‥」と無表情に見送ったら、めっちゃ不機嫌な顔をしてて。
察するに、あの人達はボロンを見てキャーキャー言われることが目的じゃないかと思うので、無反応が一番の対応法だと思うのよ。
もちろん確証はないので、それ以降、リハビリのルートは大通りしか使わない安全な道に変えましたけども。
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出先からのいきなり入院から退院までの１ヶ月半と、その後の職場に復帰するまでの１ヶ月半。
家に帰ったらカビてはいけない物がカビてたとか、毎日歩いてリハビリしないといけないのに台風が居座るせいでマンション内を歩き回って管理人に不審者として連絡されたとか、「食事は治療の一環」と無理矢理院内食は完食してたので主治医が気付かなかった拒食症のリバウンドとか、屋上のリハビリ空間で会話するようになった人が実は近所の焼肉屋店主だったこととか、コロナ体制下での面会客への厳しさとか、まだらボケ老人vs普通の患者も嫌がる鬼看護師・１日３回ファイッ！とか。
まだまだ話題は尽きないのですが、ここまでにしておきます。
怪我から４ヶ月、ようやく鎮痛剤を使わずにフル勤務（立ちっぱなし９時間）をこなせるようになりました。まあ、経過は順調という感じです。
骨を固定してるビスを取り出すのは2〜5年後と聞いて、それまでは海外の金属探知機が反応するのに英語で対応かよ‥‥と暗澹とはしてますが。胡坐がかけなくなって不便ですが。
うん、まあ、何とか。人生こんな事態もあるよね。
こっっっっっそり言いますが。
片足が一生動かなくなったかもしれない怪我人の立場なのですが。
最大の趣味が海外探索で、何よりもまず自由を愛する人間として、感染症関係で１年半も色々色々と禁止・制約・規制・自主規制に直面した後としては。
産まれて初めてレベルのものすごい苦痛と努力も含めて、実は良い気分転換にもなっていた事も、白状いたします。
梅雨の間に１、2回しか見れなかった、雪をかぶっていない富士山の美しい姿。
「ジジババ向けだなー」と思っていた院内食が、実はジジババにも古すぎて不評で、売店からアンパンを買ってあげたこと。
コロナ対策で、本来は顔を合わせることもできないのにお見舞いに来てくれた友人達との遭遇ミッション・インポッシブル。
持病の薬が病院の採用になく、他所から買ってこなければならない事態に。薬剤師「これ、一時的に休薬することは‥‥」久「体調的には大丈夫なんですけど、たぶん離薬症状が‥‥」薬「あー‥‥」久「面倒くさいですよね、すいません」薬「いや、はい、その通りです。どうにかします」ほんとすまん。
東京や横浜の主だった建物のライトアップが、全て赤色だったコロナ最厳重注意期間。
どこか知らないけど、ありがとう毎月ナンパラやクロスワードパズルの小雑誌を出してくれてる所。
それが理想値だろうと、塩分8.6g/dayはあまりに無理がある。この夏の気候で汗をかいたら途端にこむら返り起こすぞ、つか起こした、と話し合った管理栄養士のお嬢さん。
なにげに楽しかった車椅子と、予想外にむっちゃ難しかった松葉杖。
わざわざ整形外科急患病棟から管轄外のリハビリ病棟まで、「問題はないですか？」と様子を見に来てくれる救急病棟の看護主任。（21:30-:6:00の消灯時間中、一人一人の顔に懐中電灯を当ててちゃんと寝てるかどうかを確認する看護師が居て、その眩しさで逆に起こされるのがすっげー迷惑とか、この白髪の天使の立場を考えると誰もチクれなくて困っている。微妙な管轄の違いがあるから）
猛暑の中の一抹の幸福だった売店のアイス。
その売店が仕入れ量を見誤り、連休で全ての無糖飲料が売り切れて、自棄になってジュース飲んでたという糖尿病棟の患者さん。
それを聞いて思わず「水道水でいいだろ、ここは日本だ、蛇口から出る水が飲める国だ！」と叫んでしまったこと。
うん、日々は過剰な暇に悩まされてたけど、トータルするとビックリするほど色々ありましたね。医療人として、今後の無駄にはしないと思う。
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