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2021年09月12日00:12

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2021年8月 良く聴いた音楽など、其の二

ジャンルとしてのプログレとは違えど、そうした感性の音楽もやはり素晴らしいと感じました。


■平沢進「BEACON」2021年
「消えるTOPIA」の気高さを感じるような音楽性に鳥肌が立ちました。

他のアーティストでは聴いたことの無い「転倒する男」、「燃える花の隊列」、「LANDING」。
クラシックの影響をテクノと融合させた壮大な「COLD SONG」。
見た事の無い架空の懐かしいルーツが自分のあるかのように感じる「TIMELINEの終わり」。

一見敷居が高く見える気位の高い創作の先にこそ、様々な差異を含めて受け容れる、心の広さを感じます。

・TIMELINEの終わり



■八十八ヶ所巡礼「幻魔大祭」2021年
MVで先行公開されていた曲やライヴで高まっていた期待を込めて遂に発売されたフルアルバム。
30分台前半の長さながら、個性的な楽曲が飽きる間も無く続いて、むしろリピートしたくなる構成。
熱さとチルアウトした内省性の両立がたまらなく格好良いです。

メタリックなフレーズのイントロから格好良い、ハードコアなリズムの「怒喜怒気」。
謎のキャッチーさで頭から離れなくなる「M.O. 8」。(サビの歌詞の「モヤモヤ」と掛かっているのに気付いた)
途中の内省性に惹かれる「OH! SOJI!」。
そこからの流れを引き継ぎ「紫光」の路線の先を感じる「慧光」。
コロナ禍で感じた歌なのだろうと思わせる「IT'S a 魔DAY」、「神@熱」。

そんな個性的な曲が続く中、個人的には、チルアウトした雰囲気と、その中で静かに熱を感じるような「狂感できない」が、やはりとてつもなく格好良いと感じます。

ラストの「幻魔大祭」も、問答無用で身体が動くリズムに、妖しいコード感を演出するギターワークの組み合わせが堪らないです。

・狂感できない

https://www.youtube.com/watch?v=SVz63DALQYM


■志方あきこ「月夜の音楽会」2021年
ゲーム「嘘つき姫と盲目王子」の世界をモチーフにしたコンセプトアルバム。
ゲームは未プレイですが、志方さんのファンで、かつゲームの世界観が好みに感じたので購入しました。

「志方節」全開ワルツ「月夜の音楽会」からして素晴らしいです。
静謐で神秘的な「古の記憶が眠る場所」も雰囲気に浸りました。

ピアノヴァージョンの「月夜の音楽会〜あなたと君と〜」で締め括る構成も心地良いです。

・志方あきこ / 「月夜の音楽会」 Promotion Video(BGM:月夜の音楽会)

https://www.youtube.com/watch?v=lvkYn1q75qU



…つづく。
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