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2021年07月29日10:00

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ソーラーシェアリングというスタイル

福島県内ではイチエフの事故後、メガソーラーの建設があちこちで行われた。お隣の川内村でもその計画が表明されたが、当初は農地だから建設を認めないという報道に私も腹を立てた覚えがある。耕作放棄地が5年に1度の統計上の用語であるのに対し、遊休農地は農地法で定められている法律用語という違いはあるが、どちらも使っていない農地という意味で変わりはない。農水省がその権益にしがみついているのはナンセンスと思ったのだ。

しかし、震災後に変化はあった。2013年から農地で太陽光発電が認められるようになったのだ。これをソーラーシェアリングと言うが、その事例は図のように右肩上がりで増えている。とはいえ、国内農地440万ヘクタールの0.01%。これが再生可能エネルギーの20%に達するためには5%まで引き上げなければならないのだとか。かなりハードルは高い。

しかも、農地にメガソーラーを建設するには莫大な初期投資がかかる。千葉の先行事例では1億5000万円もかかったという。農地としても活用する設計になっているのだが、農業収入が300万円.売電収入が2500万円、初期投資の回収には最低でも10年はかかるらしい。土砂災害のリスクがある森林でのメガソーラーよりは合理的だと思うが、水害など他の自然災害が起こらないとも限らない。反原発の切り札とも思えた再生可能エネルギー。それにもいろんな課題があると改めて知った。

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