『平成という時代の検証』 2016年●平成二十八年　その12

コンビニで働きながら「コンビニ小説」　芥川賞(上半期)に、村田沙耶香の『コンビニ人間』が選ばれました。コンビニを舞台に30代独身女性の生態を描いた話題作。著者自身も30代独身で、コンビニで働いているという異色の小説家。海外でもベストセラーの快挙。

物故者　グラムロックの先駆者、デビッド・ボウイ(英、ミュージシャン、1/10、享年69)、『検事　霞夕子』などのシリーズや『Wの悲劇』などのミステリーで有名な夏樹静子(作家、3/19、享年77)、名勝負のみならず、ベトナム戦争への徴兵拒否などでファンを沸かせたモハメド・アリ(米、プロボクサー、6/4、享年74)、テレビ・ラジオを創成期から盛り上げてきた永六輔(放送作家、タレント、7/7、享年83)、大橋巨泉(タレント、7/12、享年82)、ウルフの愛称で呼ばれ、苦難を乗り越えて国民栄誉賞に輝いた千代の富士貢(相撲力士、7/31、享年61)、女性で初のエベレスト登頂に成功した田部井淳子(登山家、10/20、享年77)、日本を代表する舞台俳優であり、大河ドラマでも主役を何度か演じた平幹二郎(俳優、10/23、享年82)が、この世を去りました。

次回からは年表形式で平成二十八年を見てゆきます。