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2021年04月29日18:48

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髪が再生しおった!

 いや、白髪は治らないんでカラーリングに行きますけど。
 美容院で受けるヘッドスパね、あれに匹敵する元気っぷり。ツヤサラっぷり。必要なのは大さじ1くらいの油のみ‥‥と聞いたら、ちょっと興味惹かれません?

 私は母から女ハゲの遺伝を行け継いでしまいまして、40を境に髪が抜け放題です。一つに束ねた髪の太さが、どんどん細くなっていく。最盛期の約半分です。
 これやべぇな、レディスアデランス一直線やな。と内心で冷汗をかいていた所、「これ、みんなやっちゃうと美容室が干上がるんで、あんま言っちゃいけないんだけどね」と、いつも行ってる美容院とは別ルートで親しくなった専門家にコッソリ教えてもらいました。

 必要なのは椿油かココナッツオイルか、とにかく天然素材で添加物が少ない油。「スーパーで売ってるオリーブオイルでもいいよ」と言われましたが、あの大ボトルを使うのはどうにも気が引ける。しかもドバっと出てくるじゃないか。
 という訳で、ドラッグストアで悩みに悩んだ結果、杏の種(梅干しの天神様に当たる所)から取った油を選びました。杏アーモンド、最北インドかウィーンのヴィーガン専門店でしか買えたためしがないんだけど、めっちゃ美味いので。食えない椿の種や柚子の種より安心できる気がして。

 んで、短髪の人はそのまま乾いた頭皮に揉み込めばいいんだけど、長髪だとちょっと頑張る。髪染めのようにブロック分けしながら地肌にだけ塗るのに、慣れてないから1時間近くかかりました。全体で15ccが目安。
 で、ホットタオルで10分蒸すかマッサージするかで別れるんだけど、いまさら10分と言われても‥‥という感じで、わしゃわしゃマッサージ。
 1回目のシャンプーは、オイルを落とす感じで、薄めたシャンプー液を何度かに分けて使って油を洗浄。2回目は普通に洗う。この時に絶対に爪を立てない(善処します‥‥)。

 その後は今まで通りにコンディショナーとか使うけど、地肌には絶対に付けないこと。む。

 お風呂から上がったら、タオルドライした後、またオイル登場。5滴くらいを濡れた髪全体に馴染ませる。ドライヤーへの熱対策だそうだ。
 髪を乾かすのは、地肌近く→中間→先端の順。「基本中の基本!」と怒られたけど、へー、これ知らなかった。本当に乾いたかどうかは、冷風にして冷めたく感じたらまだだって印らしい。へ――。
 最後に、パサつき防止に2滴を両掌に伸ばしてから、アホ毛とか気になる所を中心に落ちつかせる。さらに、毛先がパッサパサだったら、さらに2滴をちっょっとずつその辺りに擦り込む、と。

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 実際にやってみると、大さじ1を頭皮に馴染ませるのって結構大変で、ええと基本は1mL=20滴だから15mLで300滴か。全然少ない量で終わってしまいました。これ‥‥どれほど高い油を選んでも200円程度ですな‥‥
 そもそも、体より髪が汚れやすいのは、毛根の根元にある皮脂腺が圧倒的に他より多いからで、その皮脂の悪臭と髪のペったり感をなくすために髪を洗うんですよね。
 で、だからシャンプーは界面活性剤が強い。油を水に溶かす成分が多いという事です。石油由来の合成界面活性剤が圧倒的ですが、これが油を分解しすぎ。髪の毛に必要な油まで分解しといて知らん顔してます。
 そこをコンディショナーなどで補ってるんですけど‥‥もう生えちゃった髪に栄養入れるの、なかなかに大変で。髪のエステって美容室の目玉商品になってたりしますよね。

 既に生えてしまった髪は、体の他の部品で言うなら、既に白く変色している部分の爪と同じ。色々もう無理。ケミカルで一時的に綺麗に見せることは出来ますが、生き返らせる事は考えてみりゃ不可能ですわ物理的に‥‥(何故か逆は可能で、あんまり酷いストレスや紫外線や栄養失調を受けると、根元から先まで一気に色素が抜ける。生物学的に理由が分からない)
 だから頭皮に、毛根に、とことん栄養を叩き込む。「お前はまだ現役だ」と毛根細胞に誤解させる。同時に、放出しようとしてた頭皮の油腺には「まだお前の出番じゃねえ」と錯覚させる。
 乾燥肌の人が冬に全身に保湿剤を塗るのと同じ理屈な訳です。

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 いや、私も半分は疑ってたんですよ?油で髪が再生するとかナイナイと。
 しかし、試してみたら、いつになく素直なアホ毛、いつになく少ない頭垢、いつになくおとなしい長髪。現実を突きつけられたら、認めるしかないじゃないですか。
 翌日、海外ならともかく、日本国内で20代に間違えられたのは流石に久しぶりでしたね。男性は無意識に子供を産める世代の女性を求めるのですが、これまた実は無意識で肌と髪のツヤで判断してるんです。薄暗い照明とはいえ、一世代下に見られたなんてビックリです。
 「お世辞アリガトー♪」と知らん顔してましたが、まさかのまさかですよ。

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 という訳で、週に一回のスペシャルケアだというこの方法。
 私の使い方は「時間があったらやる、急いでる時にはやらない」。
 髪をよけて地肌にだけ塗るの、かなり大変。ちゃんとブロック分けしてると終-わ-ら-な-い――。もちっと簡単な方法が見付かったら報告します。
 使うオイルは、私が選んだアプリコットシード以外には、よく見るのは椿油とオリーブ油、柚子の種から取った油。後はひまし油、グレープシードオイル、ホホバオイル、ライスオイル(こいつ高いけど、マッサージから直火アロマまで万能の薄め液?薄め油?だな)、アボカドオイル、えごま油‥‥とか、とにかく化学物質が入ってないやつなら何でもいいらしいです。一滴ずつ出せる容器に移せるならサラダ油でも可。大豆油だね。

 逆に、色々混ざってたり原材料にカタカナが羅列されてたらヤメロと言われました。ケミカル系は、どうも後々で髪を痛める事が多いらしい。それで食ってる人には致命的な情報なので歯切れ悪かったけど、私が「たかが風邪で根拠なく抗生物質出す医者は信用ならねえ」「なんで医者にしかそこいらの判断が許されないのか」とかふんすふんす暴露したら、つられて教えてくれた。
「あいつら(合成美髪系全般)はねー、一時的に効果を出すからよく売れるけど、結局は化学物質だから。染めたりパーマかけたりと同じで、最終的には頭皮の為にはなってない」
 味の素を使ってないラーメン屋(実際の所はナイと思うがそんな店)とカップラーメンの違いだそうだ。自然油を探してください。椿油だけは絶対にどこにでも売ってるし。
 ↑考えてみたら、日本人て髪と頭皮に栄養を与える油でずっと髪を結ってたんですね。すげえな生活の知恵。

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 あのサラツヤ感、是非一度は体感してみて欲しい。
 そして余談だけど「毎日洗髪するのは最悪のケアだ」というのを小声で主張したい。シャンプーもドライヤーも整髪料も、全部最小限にした方がいい。全て髪の敵だ。
 毎日湯船に浸かるのは健康にいいけど、そのお湯にジョイが入ってたら怖いでしょ。そういうことです。
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