粕漬けの魚定食で有名なお店だ。
2年ほど前、少しの間、人形町に勤務していたのだが、行けなかった。
人形町東端の職場から西端の魚久まで行って、並んで、食べて、また帰って来る。
となると、1時間の昼休みに間に合うかどうかビミョーだったからだ。
(尤も、歩いて2分の「川治」でも、昼休みをまるまる使ったが...)
また、「魚がやたら甘い」というクチコミにも躊躇した。
まあ、縁が無かったお店かな?という事で忘れかけていたのだが。
この日、ちょうど昼前に人形町におり、どこで昼飯を食おうかと逡巡していたところ、お店の前を通りかかった。
「ああ!魚久まだ食べた事なかったな。決まり!」
と言う事で初入店となった次第で。
ぎんだら、さけ、かれいが乗った、あじみせ定食¥1870
良さそうだが、高い。ちょっと無理だ。
さけ京粕漬定食¥1265
魅力的だが、さけは、舌がひんまがりそうな塩鮭が食べたい。
かれい味噌漬定食¥990
これは魅力だ。コイツにしようか?
しかし、評判のぎんだらは、やはり食べてみたい。
という訳で、ぎんだら京粕漬定食¥1595を注文した。
綺麗なお店だから、女性もソロで食べに来るのね。
ぎんだら京粕漬定食¥1595
ぎんだら、言われるほど甘くはない。
ほんのり脂が乗って、美味い。
小鉢、漬物、ご飯、味噌汁、全て美味い。
しかし、なんだか、お上品にまとまっちゃってる印象だ。
「川治」、「舞浜」の様な、舌を引き付ける下品な魅力がない。
人形町は、下町なのに。
こっちは「懐石」じゃなく「昼飯」を食べに来てるのさ。
接客は暖かく丁寧で、とても良いのだが。
もう少し歳を重ねて、この店の良さが分かるようになってから、また、来よう。
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