ヒビノキ714（３月14日〜３月20日までの１週間／週後半）

2021年３月14日〜2020年３月20日までの１週間分の日記です。この日記は先週の木曜日〜土曜日までの週後半の日記です。

■2021／３／18／Thursday
「今期のテレビアニメもそろそろ終りじゃのう」と、いつものように、つぶやく時期がやってきましたが、これ一部番組終了が４月一週（３日・土）の“週末”に食い込み、きれいに３月で終了できないんじゃないのか？
１日から春期のテレビアニメがはじまってしまうし、英断するなら来週時点で感想をばっさりきってしまうことが必要。 でも中途半端になるし『SK∞ エスケーエイト』とか今期筆頭でおもしろい。日記移行もむずかしいもんだな。

『ゆるキャン△ SEASON2』 第12話　「伊豆キャン!!みちゆき」
https://yurucamp.jp/second/
「まましこ」誕生。伊豆キャンプの続き。紆余曲折ありながらも、キャンプ施設に到着した面々。計画どおりに一行は、伊勢エビやキンメダイの干物の調理を開始する。最後のグループキャンプですから当然ですけど、ようやくキャンプらしいキャンプの開始。伊勢エビの焼き物も、海鮮アヒージョも、そのアヒージョの残りを使ったキンメダイのパスタも「めしテロ」十分であった。

全体としては前回に引き続き、一行のキャンプに伊豆のジオサイトめぐりを組み込みながら展開。「キャンプめし」の調理の仕方はあるけれど、基本ゆるゆるキャンプ。「キャンプしている女の子をめでる」って仕組みが１期より先行。この代弁が今回の千明のセリフなのかも。それでも深夜に起き出し、２人で語り明かす、なでしこと恵那の話は「じんわり」とくるな。なでしこが来て全員の日常が変化した。

■2021／３／19／Friday


https://blog.ja.playstation.com/2021/03/18/20210318-sie-pah/

３月に開始した「Play At Home」の「ラチェット＆クランク THE GAME（https://www.playstation.com/ja-jp/play-at-home/）」の無料配布は「なるほど」って落ち着いた感想だったけれど、後発10本のタイトルはまじですごいな。
これ全部無料で配布するのか。SonyはMSがXBOX GAME PASS（https://www.xbox.com/ja-JP/xbox-game-pass）っていうキラーコンテンツハブを用意してきた以上、 その対抗手段が必要。それまで「Play At Home」でつなぐのかな？

『呪術廻戦』 第23話　「起首雷同」
https://www.jujutsukaisen.jp/
じゅじゅさんぽはどういう話なんだよ。これ。伏黒（彼氏）の覚醒にひさしぶりに登場した宿儺Ｐもにっこり（ねっとり）。八十八橋の呪霊を払う任務で、もともとの橋の呪霊と真人が復活をさせた、呪胎九相図の壊相（えそう）と血塗（けちず）に一行は遭遇する。物語の中心は、伏黒と伏黒の姉の津美紀（つみき）の過去を描き、同時に伏黒が心の中に抱く悪人と善人、双方への怒りを表現する。

悪人は悪い。かといえ、なされた悪行の被害をかえりみず罪を許す善人にも苛立つ。そのため伏黒は世界を呪う。……が、呪うでなく守るために力を使うと気付くきっかけが姉・津美紀の喪失であった。この過去の後悔と、不可全ながら使用した伏黒の領域展開は見せ場たっぷり。来週は虎杖・釘崎 vs 壊相・血塗の対決。ですけど伏黒と実力伯仲の現在の２人なら勝利確実よね。

『弱キャラ友崎くん』 第11話　「たった一つの選択肢がすべてを変えてしまうこともある」
http://tomozaki-koushiki.com/
友崎と日南の“決裂”は妥当な展開だとは思うけど、同時に落とし所も見える感じ。花火大会での“普段”の友崎と菊池ちゃんの双方リラックスしている関係の成立。これ自体が自身を“いつわる”日南の否定。実際、日南の指示する関係は他者と他者の「相互理解」になってないんだよな。とはいえ、この最後にもっていくために、日南の「矛盾」や自身への「ウソ」を放置したんでしょうが。

一方「日南」が提供するリアルライフの「人生ゲーム的攻略」を棄却した時点で、本作は特徴なきラブコメになりさがってしまう。友崎がただのイケメンになった昨今に、この実感はありましたけれど、今後原作はどうすんだろうか？　テレビアニメは日南が最後に友崎の「やりかた」を認め「今日から本当のライバルね」といった穏当で凡百な結末が正解になりそうだ。あと１話しかないしね。

■2020／３／20／Saturday
『Pixels - The Electronic Dice』――。


https://www.kickstarter.com/projects/pixels-dice/pixels-the-electronic-dice/

オンラインセッションでも“実際”にダイスをふる時代。Bluetooth搭載で、特定のTRPGツール／TRPGサイトに対応。現実世界でダイスをふると、オンラインセッションに出目が反映されることに――。
ありそうでなかった“実現”に開始から１日で目標金額の10倍を獲得したのも納得。同時に想像するのは、やっぱりみんながアナログな“てざわり”をもとめてるってことよね。そういうのは未来永劫なくならん。人間ですもの。

『ホリミヤ』 第11話　「嫌い嫌いも、ウラがある。」
https://horimiya-anime.com/
井浦兄妹を中心に、散文形式でいろいろなキャラクターの一面をみせる。ポイントは嫌い ＝ 好き。井浦は「ホリミヤ」の一番身近にいながらもいままでスポットがあたらなかったよな。というか来週で終了ですけど。なるほど井浦は学校で騒々しく（うるさく）、実家では寡黙なキャラクターの模様。ですから石川が井浦・妹（基子）は見た時に「にてなかった」っていうのね。実際はにてる（口数すくない）。

希望の志望校へ評価点がたりず、進路変更をすすめられる基子が「人生おわりだ」と悩む姿は、共感はできないんだけど理解はできる。がんばる基子の努力を見ず、進路変更を要求した教師を「なぐってやる」と語る井浦にも共感はできん。でも彼が妹想いの「いいおにいちゃん」であるのは間違いない。兄は妹が、妹は兄が「自分のことを好きなのか？」と想う二人が、両者のことを大切に思い合う関係が尊い。

『SK∞ エスケーエイト』 第10話　「言葉のいらないDAP」
https://sk8-project.com/
彼氏と彼女復縁。あとタイトル回収。ランガとレキの健全な関係 vs アダムと忠の歪な関係を対比化させて物語を“浄化”する。この予想はまんま正解になりそうだ。２週に渡りひっぱったランガとレキの関係修復はすごくよかった。ベタベタですけど納得度と満足度は非常に強い。なにより２人の周囲――MYYA、店長、２人の家族と２人の過去を、関係修復の土台にしていく物語の作り方がよいな。

敵側の忠もレキに気付き――スケートは“たのしい”――をあたえて、結果、背中を押す組み立ては今後の展開もきれいに折り込む。２人の関係修復がなった状況で、アングラスポーツにありがちな逆恨みでシャドウが襲撃され大会を棄権。この状況にアダムがレキとランガの関係を見てレキに代走をたもす。レキはアダムには当然敗北するけど、おそらくアダムを動揺させるだろう一矢をむくいそう。