地方の自治体や連合体によくある話だけどここまでずさんなのは珍しいね。
任用や給与体系の適用には労働組合との密約や地元実力者との力関係でやむを得ない適用などがあるけれど、あくまで特例的で、いわゆる担当や管理職が墓場まで持っていく事案なので表面化することはあまりないんだけど・・
今回の発覚の発端については言及されていないが田舎の貧乏自治体であることからおそらく国の会計監査院絡みでの指摘だったんじゃないかな?
対象が消防だけに特化しているのも発覚した際に表面化せず、ズルズルと続いた一因だろう。
もちろん国の監査を待つまでもなく、それまでに市や県の監査もあっただろうから包括的な職務怠慢か隠ぺい工作があっただろうと推察される。
いずれにせよ06年から16年までの10年間分はおそらく時効にかかるので返還はそれ以降の部分なのだろう。文書の保存年限の壁もあり12年前の証拠にたどり着くのは困難。懲戒などの処分も極めて限定的だろう。
地方行政において今でも問題なのは今回の試験制度を軽視した縁故採用や規定違反が横行していることとだ。
コロナ渦を機に地方移住が進み、コミュニティが浄化されることでこうした非常識な状況がそこここで明らかになって行くのかもしれないね。
■初級採用なのに「上級」扱いも 職員給与5千万円過払い
(朝日新聞デジタル - 12月29日 10:08)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6360415
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