mixiユーザー(id:13786875)

2020年12月26日15:51

43 view

週報(20/12/14〜) 入院

予定通りに6日間の入院となった。
今回は、内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)という検査である。
内視鏡を口から入れて食道・胃を通り、十二指腸まで進め、胆管や膵管に直接細いカテーテル(チューブ)を挿入し造影剤を注入してレントゲン写真を撮影する検査である。
私の症状は胆管側に問題があるため、胆管内に造影剤を入れて検査した。
 
このように書くと造影剤検査だけと思われるのだが、実際には異なりさらに付け加えた措置まで行われた。
・胆管ブラシ擦過細胞診(金属ブラシで胆管内部を擦って細胞取得)
・十二指腸乳頭部を削る(EST:内視鏡的乳頭切開術)、
・胆管内の腫瘍を採取(EUS-FNA:超音波内視鏡下穿刺吸引法)
・内視鏡的経鼻膵管ドレナージ(ENPD)およぴステント存置
 
検査入院ではなく、明らかに手術にまで張り出している。
全身麻酔から目が覚めると、喉が痛かった。
この手の検査も3度目なので、"いつも通りの痛み"で特に気にはしなかったのだが、右の鼻の穴から何かが飛び出している。
ENPDのドレナージの管が体内(胆管)から出されていたようである。
鼻の穴から出た管は、点滴台に備えつれられた胆汁用ドレナージバッグにまで繋がれている。
自身の体内から出される胆汁をまじまじと見る事はそうそうないと思う。
 
元々ERCPの検査で炎症が起こる可能性が10%あると言われたのだが、まさかの当たりで炎症が発生した。
痛みはないのだが、体温が38℃直前まで上がっており、一向に下がらない。
炎症が起こらなければ、最短4日で退院のはずだったのだが、即座に延期された。
その上、絶食期間が一日増え、退院日までお粥食と、炎症を抑える抗生物質の点滴を昼夜関わらず6時間おきに打たれ続ける事となった。
 
検査日の火曜日は熱でもうろうとしながらも熟睡。
翌水曜日は前日程ではないが熱でうとうとしている状態、昼過ぎからようやく水を飲めるようになった。
翌木曜日にようやく熱が下がり、昼から食事再開となった。
昼食・夕食が終えた後に、ようやくENPDのドレナージの管がスルスルと外された。
管が胆管から出た瞬間、水に溺れたかのようにむせ返る状態に陥った。
 
金曜日は完全に体力も回復し、元気万全の状態だったが、用事がない間は寝続けた。
土曜日の朝食後に退院となった。
 
 
テレビではGoToトラベルキャンべーンから始まり、COVID-19の感染者数増大のニュースがずっと流されていた。
「ベッドが不足、医療危機」という話が流されていたのだが、ベッドの脇にあるガラス窓から見える隣の病院であった。
しかし、私がいた入院病棟では普段通りの体制のようで、切羽詰まった感じは何一つ伺えなかった。
ある日の夕食後には避難訓練までしていたくらいで、よくある日常の風景が淡々と流れていた。
一つだけ違う事は、御見舞い禁止がなされている事である。
そのため医療関係者以外は病室には誰も入ってこない。
受付にて、翌日に退院する人の家族が、先行して荷物を持って帰るために来ていたくらいだった。
 
ちなみに、私はENPDの胆管ドレナージの管が鼻から飛び出していたがため、病棟フロアへ行く時以外はマスクは着用していなかった。
(管のせいでマスクをすると鼻が痛くて仕方なかったため)
一応マスクをすることが推奨されているのだが、私のようにできない場合もあるため徹底はされていなかった。
それ故の御見舞い禁止措置である。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年12月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

最近の日記