ステアリングの回し方

YouTubeを見てて気付きましたが、ステアリングの回し方に関して、人によって言う事がまったく違っています。
これは、書かないといけないなと思ったので、書きます。笑

送りハンドル、片手ハンドル、クロスハンドル、押しハンドル、引きハンドル、手放しシュルシュルハンドル、逆手ハンドル。
これらは、人によって、良いと言ったり悪いと言ったり様々です。
YouTubeで言ってるのは、レーシングドライバーと教習所の教官達です。
運転のプロが人によっていう事が様々なので、初心者とかは何が正しいのか？？？でしょう。
この論争の結論を、この記事で終止符を打ちますw

結論は、上記の全ての方法が正しいです！

状況により、全部使えるようになっておくのが理想だし、特に困る状況がないのであれば、自分のやり易い方法でやれば良いです。
今の車はパワステなので、昔の重ステの時代のように、回し方が悪くて問題が出る事は、普通に運転している限りはありません。

ハンドル操作が最も忙しいのは、ドリフトドライバー、ラリースト、ジムカーナドライバーだと思います。
これらの一流レーサー等は、人によって、やり方が違っているのですから、一般ドライバーレベルであれば、そのどの方法でやっても問題は起きません。

ハンドルを持つ位置も、合理的であれば、どこでも問題ありません。
ほとんどの人は、10時10分か9時15分が正しいと言ってますが、それは基本ですが、他の場所でも良いです。
私は、２時４０分を基本として、状況によって、いろんな位置を持ちます。
２時４０分の理由は、左手はシフトチェンジの度に離しますから、シフトレバーに一番近い位置が４０分で、右手の片手運転になる時間に操作し易いのが２時だからです。

私は重ステ車に乗っていますから、片手で大きくハンドルを切る時は、１２時の位置に握り直して切りますし、強い力が必要な時は内掛けもよくやります。
超重ステ車では、内掛も使わないと手首をおかしくします。
超重ステ車で交差点の左折時など、たくさんハンドルを切らないといけない時は、左手は１０時の位置から、右手は１２時の位置で逆手で切り始めます。その位置から体重を内側下に強くかけないとスムーズに回せません。（右折小回りの場合は、右手は２時の位置、左手は１２時の逆手になります)
トヨタが推奨している「プッシュプルハンドル」では、超重ステ車の運転はできません。
また、プッシュプルハンドルは、人間の感性とは少し違うので、練習しないで自然には出来ないです。特に重ステに乗ってる人は、押すより引くほうが先になりますから、押すほうが先のプッシュプルを習得するのは困難です。

他の人も共通して言ってますが、ステアリングとの距離は大事です。
ステアリングのどの位置とも、軽く腕が曲がった状態にポジションを取らないと、しっかり回せないのでハンドル操作が遅くなります。
あまり調整機構が付いてない車の場合は、ステアリングの最上位の位置で合わせるのが基本です。
だいたいの人は、少し遠すぎます。

PS 重ステでジムカーナのスラロームをやる場合は、クロスハンドル以外では、速く正確に切り返しのハンドル操作が出来ないと思います。