こうもり＠新国立劇場

キャラクターテノールのハインツ・ツェドニク氏の演出によるプロダクションは今回で
6度目になるのですが、ワタシは2018年の前回公演も観ておりますのでリピートになり
ます（前回は1月だったので、実質的には3年ぶりです）

新国立劇場の2019/2020年公演は殆どが中止になったので、その埋め合わせといったら
悪いかな、だからといって先日のアルマゲドンは食指が動かなかった、その点こうもり
ならば安心ですし、前回の日記を見たら「観てよかった」と書いてありましたので

というわけで、指揮もキャストもオケも違うものの今回改めて書くこともないのですが
やはりコロナ禍の演出になっているようで、オルロフスキー公の場はこんなに奥行きを
とっていたっけと思いました

アイゼンシュタインが牢屋に行く（と称して）ロザリンデに別れを告げるところもキス
はしません（愛が冷えているせいではないでしょう）
合唱もオケピットの中もできる限り距離を保っているようで、そのせいなのかアンサン
ブルがちょっと乱れがちでした

オケは今回は東フィルで、目立った破綻はなかったものの、荒っぽい感じがしたのは
いつものことなのかな、指揮者が要求したことではないですよね
換気を考えてのことだと思いますが、オケピットを浅くしたとのアナウンスがありま
したので、そのためナマ音（特に金管）が突き抜けて聞こえことによりそう感じたの
かもしれませんね（そういうことにしておこう）

総じて減点はなかったけれど加点もない、やはり2度目だと日本語ギャグも新鮮味に
欠けますね（今回の再演演出は日本人だったので、全く同じではなかったですけど）

終演は予定を10分オーヴァーして17時10分、カーテンコールもあったので夕食は
オペラシティBF1、今回初めての築地食堂源ちゃんで魚河岸フライ定食にホッピー
セットを添えて完食しました
一人なので当然のようにカウンターでいただきましたが、店員さんから「テーブル席
でもいいですよ」と言われ、なるほど時間帯のせいか昨今の緊急事態で居酒屋系は敬遠
されているのか、ガラ空き状態でした