一応、「ナントカ予報士
」とやらで生業を築いてきた筆者には、ここまでの合理化というのはちょっと衝撃的ですらあります…。
(気象庁報道発表 2020年11月10日付)
https://www.jma.go.jp/jma/press/2011/10a/20201110oshirase.pdf
ざっくり、梅・さくら
と紅葉
くらいしかチェックしなくなるという内容。蝶々も蝉も蛍もつばめも、みーんなさようなら…
。“蝉がいつ鳴き始めたか”よりも、気温や降水量の数字のほうが“デジタル”で扱いやすいということなんだろうと思いますが、味気なくなることこの上なしという感じ
。学問としての“気象学”は物理の仲間であり、数式のオンパレードとはいうものの、これはちょっと割り切りすぎではと思ったりするわけです。
ただでさえ、新型コロナウイルス対策の一環とされる“新しい生活様式”とやらが、晩秋に入ってからの感染急拡大に伴って“静かな会食
”とか“マスク会食”とかいう「は?」と思わせるような、さらに味気なくなる方向へ向かいかけているご時世であれば、なおのこと…。
まぁ、仕事に没頭してなさい
と言われれば、「ハイ
」と答えざるを得ないのが勤め人の宿命ではありますし、実際そのような状況だったりもするのですが(お医者さんや看護師さんなどはともかく、お仕事があるだけありがたいというのが昨今の状況ですからねぇ…)、さすがにちょっと疲れ気味…。単にお仕事だけで2か月程度出動しなかった…というのは過去にも何度かありますが、これまでと大きく異なるのは、リモートワークが定着して、ほぼ「自宅にこもりっきり
」の状態での出動無しという点。自宅〜駅前スーパー間だけがテリトリーという生活が続きますと、あまりにも刺激がない世界に陥ります
。
ということで、久々にこのひとが“生でパフォーマンスをされる”ということなので、ここは覚悟を決めて?少々遠出…、という今年最後の3連休の真ん中の日曜日、11月22日であります。
行ってきたのはこちら…
川崎市の生田緑地。東京と横浜に挟まれて、臨海部の工業地帯が目立つイメージで見ると、正直ここも川崎市?というくらいの丘陵地であり、豊かな森のある場所です
。この日は、日中のうちに2箇所訪ねる予定であったため、電車ではなくカーシェアリングのお世話になりましたが、緑地から割と近い駐車場に停めたにもかかわらず、入り口のビジターセンターに至るまで、山あり谷ありのウォーキングが漏れなくついてきます。期せずしてハイキング状態…
。
このように、絵に描いたような秋晴れで、かなり暖かな陽気でしたが、それでもぼちぼちと紅葉が色づく様子には秋の深まりが感じられます
。
この穏やかな秋晴れのもと、目の前に登場したのはこのひと…
ん?だれだ?
このネコミミ
つけた“カワサキまるこ”って
では、演奏中は撮影OK
の場所でしたので、冒頭部分のシーンから…
ということでおよそ1年ぶりのyucatさんであります。ステージ中でもおっしゃっていましたが、同じひとを指すお名前がこれで4つ目(RYTHEMのゆかさん、yucatさん、ご本名の加藤有加利さん、そしてカワサキまるこさん)。確かに十数年の間にどんどんお名前が増えてます
この日は、生田緑地で開かれた「食の祭典
」でのステージゲストとしてのご出演。祭典自体は地元のお店を主体にした出店が並ぶという、まさにピクニック的なイベント。クルマを使っても千葉市からは1時間半近くはかかりますので、まずはステージ観覧前にちょこっと小腹を満たしにかかります…
。
地元産の豚肉を使用したソーセージドッグです。この絵を見ると、さらにピクニック的な雰囲気が漂いますね…
。
さて、先程の写真のように紫色のお衣装で登場されたyucatさん。新型コロナウイルスの影響はやはりここにもあって、リアルな聴衆を前にしたステージは、2月以来、9か月ぶりとのこと。この間に配信は何度かあったとはいうものの、やはり生での感覚とは演じるほうも聴くほうもだいぶん違うのは言うまでもありません
。
その久々のステージを彩る青空の下、この日のステージセットはこちらの5曲。
1:ジャパリズム
2:レプリカパプリカ
3:青く青く(feat. カワサキまるこ)
4:全知全能ノ樹
5:Fairly Story
家族連れが多いというシチュエーションを差し引いても、yucatさんのセットとしてはかなりノリの良い曲で固めた感があります
。とにもかくにもなんとか年内に再開にこぎつけることができた“リアルなステージ”。9か月という長きにわたる空白を埋めていくには、相応の勢いが必要なんだというセットのように感じられました。実際、ステージ上のご本人はノリノリでしたし、コアファンと思しき方々でなくても、結構振り付けに反応されていたりします
。地元たる川崎市での開催ということもあったのでしょう。屋外ですから少なくとも換気云々は気にせずにすむ環境で、相当に賑やか。そこにおなじみの歌や振り付けが加わると、「たしかにyucatさんのステージって、こんな感じだったなぁ
」とノリノリの中にしみじみした感覚を持つ筆者がいるのでした。
3曲目の「青く青く」が、リアルなステージでは恐らく初披露…。ことしのJリーグ1部で史上最速での優勝を決めた、フロンターレ
公認のキャラクターである“カワサキまるこ”としての楽曲。川崎市の産業親善大使として、このカワサキまるこの“中身”をyucatさんが担当されています。タイトルの通り、フロンターレのカラーである青系の色がモチーフで、いわゆる応援歌の類なのですが、添えられているMVには、川崎市のあちこちの様子が収められています。
こういう発想は、筆者宅がある千葉にはあまりなさそうな…(某ジェフとかいうチームがJ2に降格して久しいですし。。)。
…あ、気を取り直して、まぁこの曲もアップチューンでして、青空の下での“あおいろのうた”が高らかに響き渡っておりました
。
マスク姿に、並ぶ人々すべてにアルコール消毒液をかけて回るという“厳戒態勢”をとりつつ、とりあえずは“物販
”というおまけも執り行われました。直接お見かけするのは、全員等しく“久しぶり”か“お初”というシチュエーション。列は相当長くできてましたねぇ。コロナ禍のなかでは、本当に貴重な機会です。筆者の場合はほぼ1年開いておりますのでなおのこと。思いのほか長くなってしまった“日頃のご無沙汰”をお詫びします…
などと世間話。yucatさんご本人の後ろ側では、さきほどのステージに、こんどは幼稚園児〜中学生くらいまでのメンバーによるチアリーディングのステージ。補助付きとはいえ幼稚園児も上に登るんですな…。引き続き賑やかな会場で、それまでは普通だった光景をかみしめながらという感覚になりました
。
まだ11月ですが、もうリアルなステージはことしラストとのこと。昨年はクリスマスライブもありましたので、ちょっと寂しいなぁ…という感じですが、来年はもっと“味気ある”?リアルなリアルなステージでたくさんおみかけできますように
。
ありがとうございましたぁ
。
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