「1988ボルドー」ワイン会

【2020年11月9日】
第1,009回の定例会を開催しました。
場所：港区虎ノ門のフレンチ
人数：14名
会費：19,300円（食事代5,500円を含む）
ワインリスト:
1) 1988 Ch. La Tour de Mons
2) 1988 Ch. Sansonnet
3) 1988 Ch. La Pointe
4) 1988 Ch. Grand Mayne
5) 1988 Ch. La Dominique
6) 1988 Ch. Canon la Gaffeliere
7) 1988 Ch. La Fleur de Gay
8) 1988 Ch. Rauzan Segla
9) 1988 Ch. Lynch Bages
10) 1988 Ch. Pichon Longueville Comtesse de Lalande
11) 1988 Ch. La Mission Haut Brion
12) 1988 Ch. Haut Brion

個人的な好みでは、
☆☆☆　 8,9,10,11,12
☆☆ 　　 1,3,4,5,6,7
☆　 　　 2
でした。

8)は、チョコレートや燻製肉やブラックカラントや鉛筆の芯の香りと、酸味の強い、ミントやチョコレートや動物っぽい腐葉土やブラックカラントの味わいでした。凝縮感と高い粘性がある、若々しさが感じられるワインでした。

9)は、黒コショウやナッツや動物っぽい腐葉土やキャラメルやチョコレートの香りと、チョコレートや腐葉土やブラックカラントの味わいでした。舌触りが滑らかで余韻の長い、隙のないよくできたワインでした。

10)は、燻製やローストしたナッツや腐葉土やバニラやブラックカラントの香りと、甘いチョコレートやブラックカラントや西洋杉や鉛筆の芯の香りでした。酸味が強いのですが、それが気にならないほどの甘い果実とボリューム感がある、美しい熟成ワインでした。

11)は、燻製や葉巻やナッツの香りと、チョコレートや葉巻やカフェオレやブラックカラントの味わいでした。ボリューム感があり、雑味がなくバランスが取れた風味の、美しい熟成ワインでした。

12)は、燻製や葉巻や紅茶やチョコレートの香りと、チョコレートや葉巻やブラックカラントや紅茶や森の下草の味わいでした。うっとりするような優美なワインで、☆☆☆☆にしようかと思いましたが、酸味がまだ強いため、この評価に止めました。

全体的には、期待を上回る満足度の高い会でした。
1988ボルドーの特徴は、酸味とタンニン分が強いことだったと思いますが、その特徴が徐々に薄れて円やかになってきつつありました。