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2020年10月25日20:04

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10月度都響SP@サントリーホール

本来はB定期だったものを指揮・曲目はそのままに日にちを日曜のマチネにして
本日開催されましたので、B定期会員であるワタシは一度解約して優先申し込み
をしたうえ、元の席で拝聴するということになりました
値段は単独コンサート扱いとなり若干上がりましたが、これもカンパですから

で、小泉和裕さんの指揮でベートーヴェンの4番とブラームスの3番
どちらも人気投票の上位に来る曲ではありませんが、かといって不人気でもない
非人気というところでしょうかね
嵐の相葉君とKAT-TUNの中丸君のジョイントというか
そんなわけでナマで聴くのは久しぶりです

パンフレット解説によると、前者は「二人の北欧巨人(英雄と運命)に挟まれた
ギリシャの乙女(by R.シューマン)」後者は「ブラームスによる英雄(by 初演
者H.リヒター)」ということになるのだそうですが、うーんどうかねぇ

本日聴いたところでは乙女でも英雄でもありませんでしたが

ベト4は乙女というよりは才気煥発でおきゃんなデスピーナというところ
この曲は尺の長さがちょうどいいところから、LP時代もCDになってからも7番と
カップリングされることが多く、ワタシも昔から抱き合わせで聴いておりました
そのせいか、どうも記憶の中で両方がごっちゃになってしまいます
楚々としたギリシャ乙女に聞こえないのはそのせいか

7番同様リズムに特徴があり、本日のマエストロもスポーティに仕上げて行きます
3楽章にエロイカの第1楽章のテーマに似たメロディーが流れ、終楽章にはこれ
またエロイカの終楽章のコントルダンスのメロディーに似たフレーズが登場し、
ここの部分は優雅な響きとなりますが、特に終楽章はクライバーもかくやと
思われる軽快なテンポで、これで再現部のテーマを吹き切ったファゴット奏者も
お見事です

結局演奏予定時間35分とあるのを32分で収めました
マエストロは汗一つかかず、平然としたもので、これもお見事

休憩後のブラ3、これを英雄というのならそれは武勇伝ではなく秘められた苦悩
というべきでしょうか、華やかで血沸き肉躍る英雄譚という感じではありません
それに加えてあの身も世もなく切ない第3楽章ですから、英雄色を好むとしたら
それは悲恋物語でありましょう(これではチャイコフスキーです)
ワタシはこの楽章があるばっかりにこの曲が苦手です

しかしマエストロはこの曲もふしだらに陥ることなく、盛り上げるところはそれ
なりに、重厚に抑えるところは厳格に、他のブラームスの交響曲に聞き劣りする
ことのないように、終楽章のエンディングが静かなうちに終わることの必然性を
感じさせてくれました(この曲も予定演奏時間35分に対して32分で終了)

マエストロは両曲とも暗譜でしたが、まぁ当然でしょうね(自家薬籠中)

今日はマチネなので帰りの電車時刻を気にしなくてもいい、カーテンコール最後
まで残りましたが、それでも15時40分にはお開きとなりました
夕食には早すぎるので、目黒線・東横線とも各駅停車に乗り、それでも横浜駅
着いたのは17時前、日曜日ですから久々の外食カレーはジョイナスビルBF2の
カレーハウス「リオ」でクリコロ・メンチカレーをいただきました
ご時世ですから福神漬けとラッキョウが取り放題ではなく予め皿に添えられて
いるのは一風堂の紅ショウガ等と同じです

来月は元々B定期がなかったので都響SPも(あることはありますが)パスの予定

添付画像の3は、コロナ禍の下カラヤン広場で蚤の市をやっておりましたので
スマホに収めてしまいました(密にはなっていないようです)
蚤の市のことを英語でフリー・マーケットといいますが、フリーはfreeじゃなく
fleaですよ(蚤ですから)
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