mixiユーザー(id:6789130)

2020年09月11日12:51

59 view

身過ぎ世過ぎが早く終ったので、映画2本。

10日、まず、テアトル新宿で、「ソワレ」。
一昨年、豊原功補、小泉今日子の立ち上げた舞台の初演は友人が出ていたので見に行き、終演後、客の見送りをするキョンキョンにミーハーしたが、いよいよ映画製作に乗り出した!
オレオレ詐欺の受け子をしたりの売れない役者が、知り合ったばかりの女性が性的DVの父親を刺す現場に居合わせた事から起こる逃亡劇。
唯々逃げる二人に、追う刑事も、目的があって逃げてくれた方が捕まえ易いのにと。
次第に破滅しか見えて来ない展開に暗さマックス。見ているのが辛くなった辺りから、成り行きにかなり入れ込んで見ているのに気付いた。
60〜70年代なら、このまま自滅しかない旅の果てに、見事に救いに着地したのが今風か。それが上手くいっているだけに、ラストの“意外な過去”は付け足しの様な…。
監督、外山文治、一瞬、トバさんこと外波山文明かと思ってしまった。
ヒロインの母親役の中年女優さん、誰かと思ったら、石橋けい! 私の脚本作品に2本出ているが、その時は10代だったのだ。残念ながら面識はない。

次、新宿バルト9で、「宇宙でいちばんあかるい屋根」。
「新聞記者」(19)の監督が、一転、ファンタジックな青春賛歌を。と言っても、デビュー作の「オー!ファーザー」(14)はひねり技の青春映画だったが。
自分一人の心安らぐ場所である雑居ビルの屋上で、奇妙な婆ァさんと出会った女子中学生の、ひと夏のささやかな冒険。
複雑な家庭環境にありながら、隣家の若者への淡い想い、学校の掲示板の中傷の書き込み、等々に、しかし、明るくたくましく立ち向かうヒロインの、その背中を傍若無人に押し続ける謎の婆ァが桃井かおりだから天下無敵。
そして、そのかおりに真っ向タメを張る清原果耶の存在感。
それにしても、石橋けいが母親役であったように、ここでは吉岡秀隆が父親、坂井真紀と水野美紀が母親役って、確かにかおりと同学年の私メとしては時の流れをしみじみと…。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する