夏休み9日目、最終日の日曜。
最初は、クルマで首都高、とか考えていたのだけど、この暑さではやっていられない。
結局、午前中、部屋でぐうたらし、午後、Kinoシネマみなとみらいで映画2本。
1本目、
「山猫は眠らない 暗殺者の終焉」。
これは、トム・ベレンジャー演じる伝説の狙撃手、トーマス・ベケットを主人公としたアクションシリーズ第8弾。
かつて、高倉健もファンだったと言う人気だったが、第4作目以降は、トーマスの息子、ブランドン・ベケットが事実上の主役となり、その一方で、劇場公開される事もなくなっていた。
今回、敵の暗殺者、レディ・デスを、元AKB48の秋元才加が演じる事となり、そうした話題もあって久々の劇場公開となった。
アメリカが重要な貿易協定に臨む前日に相手国の政府要人が射殺され、現場に残された毛髪のDNAと渡航記録から米海兵隊狙撃兵のブランドン・ベケットに容疑がかかる。CIAに拘束されたブランドンは嵌められたと主張し容疑を否認。一方、NSA(国土安全保障省)の捜査官“ゼロ”は、ブランドンの供述を聞き入れ、独自に真犯人を追うことになるが……
このシリーズ、アクション映画とは言え、狙撃兵が主人公だけに射撃戦が主となり、ドツキ合いのアクションが少ない。
(しかも、トム・ベレンジャーはもう身体もあまり動かないしね……)
また、映画としては、これはB級で、予算も少なくセットも金をかけられないのがミエミエだし、それ故に、リアリティの部分については、少々おかしな所も目立つ……なるほど、このレベルでは、日本人俳優出演していなかったら配信直行だったろうなぁ……
だが、今回、劇場公開の要因ともなった秋元才加だが、確かに悪くない……と言うかかなりいい。
実際、最初っから最後までスクリーンに出ている準主役の扱いで、決して話題作りのカメオ出演などではないし、格闘アクションの少ない本作での格闘戦担当が彼女なのだ。
実際、ブランドン・ベネットを演じるチャド・マイケル・コリンズより動きにキレがあるし、大柄で筋肉質なので、そんなアクションを演じるにも説得力がある。
最後のオマケシーンでは、“ゼロ”からスカウトされており、自作出演は確定だろう……それにしても秋元才加がハリウッド女優とはねぇ……
2本目は、
「この世の果て、数多の終焉」。
これは、第二次世界大戦末期のフランス領インドシナにおける凄惨な戦場の実態と傷ついた一人の兵士の魂に迫った戦争ドラマ。
出演は「ロング・エンゲージメント」のギャスパー・ウリエル。監督は「愛と死の谷」のギョーム・ニクルー。
1945年3月、フランス領インドシナ。駐屯地を襲った日本軍の殺戮をただ1人生き延びたフランス人兵士ロベールは、日本軍の蛮行を黙認し、兄を殺害したベトナム解放軍の将校ヴォー・ビン・イェンへの復讐を誓い、部隊に復帰する。
ジャングルの中、行方の掴めないヴォー・ビンを追い続ける悪夢のような日々の中、ベトナム人娼婦マイに心惹かれるロベール。だが、復讐の怨念に駆られる彼は、最早、人の情に縋り、日常に戻る事はできなかった。
やがて軍規に背く危うい行動を繰り返し、理性を失ったロベールは、さらなるジャングルのさらなる奥地に足を踏み入れていく……
これはフランス植民地を舞台とする戦争映画で、これはちょっと日本人には馴染がないものかも知れない。
ジャングルに潜む宿敵、ヴォー・ビンを追うロベールと言う図式は、「地獄の黙示録」にも近く、ロベールが最期、長距離の捜索&殺害の作戦に出て、ジャングルの深部に踏み込んで行く……と言うのは、ほぼ「地獄の黙示録」そのまま、と言っていいのではないか?
ただ、歴史的背景についての知識がないと、状況を理解するのは難しいだろう。しかも、フランス駐留部隊のディティールも怪しく、長距離偵察行動の装備類にもリアリティが感じられないのは残念な所だ。
しかし、フランスの植民地支配の実情を知るフランス人はジャングルの奥に消え、ベトナム人は語るべき言葉を失う……と言うラストの図式は、現在の、と言うかフランスの植民地支配についての姿勢とも見えてしまうのは気のせいではないように思う。
あー、何とか連休中の映画については、全部日記までは書けたか……時間も時間だし、もう寝よう……明日から仕事だ。
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