mixiユーザー(id:17119814)

2020年06月06日08:15

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北狄(7)

当初は漢を属国としていた匈奴だったが、武帝が登場してからは完全に形勢が逆転。紀元
前119年にはもともと匈奴の領地だった現在の内モンゴル自治区のエリアまで漢に奪わ
れる。こうなると逆に匈奴が漢の属国のような状態になってしまった

武帝さんてば絶好調で、西へ東へ南へ北へとどんどん侵略していってどんどん支配下にし
てしまった。その様子が良くわかる絵があったのでのっけてみた。やや濃いめになってい
るところが武帝さん即位時の漢の支配領域である

その周りの薄い色のところが武帝時代に新たに支配領域としたところで、面積で言うなら
ほぼ倍近い領域に拡大している。いかに武帝さんが凄かったかってことだな。そして灰色
の網掛けのエリアが武帝即位前の匈奴の支配領域を表しているから、武帝さんがいかに匈
奴から多くの領域を切り取っていったかっていうのが良くわかるねえ

この画像の中のピンク色の矢印は武帝が西域の大月氏に派遣した張騫という人物の行程を
現わしたものだ。張騫の役割は匈奴に対抗するために大月氏と同盟を結ぶことだった。大
月氏は冒頓単于の時代に匈奴にボコボコにされて西に逃げた月氏が築いた国だ

匈奴に対して恨みを抱いているはずだと武帝は考え同盟を結ぼうじゃないか、と張騫を使
者として送ったわけだ。ところがこの交渉は失敗する。大月氏は漢との同盟を断ったので
ある。理由は色々あるけど結局のところ、お前らだって匈奴にやられたじゃねえかってこ
とだろう。漢と同盟したところで匈奴に勝てねえだろってことだな

それを跳ね返したわけだから武帝さんはやはりたいしたものだったと言えるだろう

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