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2020年05月08日19:04

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新しい形の供養には大きな可能性が

 コロナウイルスの蔓延が続いています。感染者の発生は減少傾向にあり,或いは遠からず事態は収束に向かうのかもしれませんが,油断は禁物ですし予断を許さない状況なのは間違いありません。人が大勢集まるのも当面は控えなければならないでしょう。我が家でも4月に法要を予定しておりましたが,秋に延期しました。本当は親族で故人を偲ぶ場を設けたかったのですが,それが疫病感染の場になってしまっては何にもなりません。僕たちも残念でしたし故人もがっかりしているかもしれませんが,止むを得ないことだと思うことにしております。

 この記事を読んで「ああ,電話を活用したこういう供養もあるのか」と感じました。この記事ではありませんが,ご僧侶の読経をタブレットでライブ中継し遺族は自宅で手を合わせるといった法要もあるという報道もありますし,この場合には法要後に最近話題の「オンライン飲み会」の手法で故人を偲ぶことも可能ですね。我が家では時期をずらして通常の法要を行う予定ですしそれも良いことに違いありませんが,こういう形で法要を行い故人を供養するのも悪くないなぁ,と感じました。
 
 コロナが無事に鎮圧されても,高齢化社会ではこうした電話やオンラインを使った法要というのは大きな可能性を秘めていると思います。有り難いことに僕の祖父母は長寿に恵まれたのですが,それ故にこそ祖母の葬儀の際にはもう体の利かなくなっていた大叔母が「最後のお別れだから」と無理に無理を重ねて参列することになってしまいました。幸いに大叔母は体を壊したりはしませんでしたが,周囲もハラハラするような事態だったのをよく覚えております。一方の祖父のほうはといえば親戚や友人が亡くなっても「自分が参列して遺族に負担を掛ければ故人も却って喜ぶまい」と伯父や僕を名代に立てておりましたが,本当は大叔母同様に葬儀・法要に参列したかったはずです。もし当時電話やオンラインによる法要があれば,大叔母や祖父も無理の無い形で供養に参加することが出来たでしょう。

 宗教者や葬儀業者の皆様には,こうした供養の形をコロナ蔓延時の徒花に終わらせず,人々の敬虔な宗教感情を満たす形で深化させ広めていって頂きたいと思いました。



■「お父さんが可哀想…」亡き親、電話で供養「緊急事態」に下した決断 元々あった葬儀の縮小“3密”が拍車
(ウィズニュース - 05月08日 07:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=6074331
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