生ラーメンとインスタントラーメンとの違いはと問われたら、麺を油で揚げていないこと、添加物が少ないことをあげます。油で揚げていないので、有害な過酸化脂質ができることはなく、酸化防止剤は必要ありません。
麺にはかんすいやクチナシ色素、増粘多糖類などが使われています。かんすいは、ラーメン独特の香りや色を出すものです。それほど毒性は強くありませんが、敏感な人はにおいが気になったり、胸やけを起こすことがあります。
クチナシ色素はくちなしの花から油出した黄色い色素で、ラットに大量に投与した実験は、下痢や肝臓への悪影響が見られました。増粘多糖類は、樹皮や海藻などから油出したトロミ成分。添付のスープには、調味料、カラメル色素、酸味料などが。残念ながら無添加の製品はまずないので、できるだけ添加物の少ないものを。
ミートボール・肉団子は、ハムと同じように避けたほうがいいと不安を感じる人も多いと思いますが、ハムやウインナーと違って発色剤は使われていません。ケッチャップや醤油などで味付けしているので、色を鮮やかに保つ必要がないからです。ただ、調味料が使われており、pH調整剤、増粘多糖類などが使われている製品もあります。
調味料は、L−グルタミン酸Naをメインにしていて、とりすぎると、人によっては顔から腕にかけて熱くなったり、しびれを感じることがあります。pH調整剤は、乳酸クエン酸など食品に本来含まれるものが多いので、それほど危険ではありませんが、何が添加されているのかわからず、その点が不安です。
加工デンプンは、デンプンに化学処理をして酢酸デンプンや酸化デンプンなどに変えたもの。11品目あり、内閣の食品安全委員会は、「安全性に懸念がないと考えられる。」としていますが、すべてが安全とは言えない状況です。
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