金の使い道を変える。

　音楽映像には殆ど金を使わず、本もどんどん買わなくなってる。

　データで簡単に扱える以上、わざわざ高い金出して容量余らせたディスク（自分でレコーダーから移していた時はＤＶＤでも3枚で26話余裕だったかな？）を買う必要は無く、
　物価と税金は上がっても給料は上がらず（他の人は大多数が上がってるなら何よりなのですが）、
　パチンコで稼いだり、賃金や残業代、消費税払わなかったり、
　紙とデータの値段が大差無くて、紙で売ってた物をいきなりデータだけで売ったり、

　規制で守られてるとやっぱ腐るんだなぁと痛感しました。
　ＮＨＫは受信料、民法は格安の電波料、新聞は新聞法にクロスオーナーシップ、本は再販制度、音楽はジャスラックかな。握手券商法は大量のゴミＣＤを出す必要が無い。
　規制で守られてる立場を上手く活用して、率先して電脳に適応したならまだ好きで居たかも知れません。フリーブックスや漫画村が流行る前に、出版社自身が月額で読み放題サービスやるとかね。未来は読めてた筈だから、（私は多くを本で知ったクチ）規制で儲けた資本を投入すれば売り上げは落ちるにしても、ブランドは維持出来たかと。技術革新は高性能な物を安く大量に生産供給出来てしまう。古くは農業や産業革命、最近の例だとスマートフォン。でも何故かやらずに落ちぶれている。

　やらなかった理由は業界の人間じゃない私には解りません。ですが、こんな奴らに贅沢させる為だけに金を払う理由は私には無い。最早私は只の客。
　客の定義を大雑把にしてみます。

・客　　金は払わずに消費。試食や体験版のみ利用。
・上客　1円でも金を使って消費。1話10円とか月額幾らを利用。
・太客　万単位余裕。バブルの頃迄はとりあえず高くて微妙な新製品買って、後に改良された廉価版の販売に貢献。

　昔はカメラ、ビデオ、電話等、一台ずつ専用の機械が必要でしたが、今はスマートフォンひとつで事足りる。プロやマニアは買うでしょうけど。昭和生まれの私にはとても便利な時代になったもんだと驚きです。
　技術革新は良かったのですが、バブル崩壊後、経済と少子化の対策を日本国はこれまた何故かやらなかった。この辺もマスコミは影響力が今より遥かに強かったのだから、歴史を調べて正しい対策を啓蒙すれば良かったのに、やっぱり何故かやらなかった。そして今でもやってないという。ＴＶ新聞視てないですが、実はやってたりします？だったら素晴らしいのですが。
　私が貧乏なのははっきり言って無能が原因なのでしゃーないですが、業界が技術革新への適応が遅過ぎるのは業界が悪い。規制＝特権で守られてる内にやれば、まだまだイイ思いし続けられたのですから。でもやらない所為で法改正前からガタガタ。どんどん売り上げが落ちてる。
　世の中は適者生存なので、適応しない者は淘汰されていく。音楽や映像に対して私が上客になるのは、ライブやイベント位。音楽や映像のみにはもう金払う事は無いと思います。ＣＤはもう2年以上？買ってないし、映像も最後に買ったのは数年前に中古で買った黒蜥蜴かなぁ。
　買いたい人は買えばいい。別に違法じゃないし。私は業界の適応する速度が遅過ぎて支える気にならず、今在る物で済ませると決めただけです。

　20年前とかは20万の稼ぎで本に10万使ったりとかしてたけど、今は不景気が国策として続けられている所為で10年近く前から使う金減らして、ライブやイベント、知人に会うのに使ったり、ここ数年は病院や税金の支払い（年金の記録全部消えてるのかと思ってたらなんか160か月払ってたそうで）に使ってる。
　本は紙で読む癖が抜けず、まだ買ってしまっている。不景気でも決して値下げしなかった本という邪悪な物を買うのは、ヤク中みたいなものですかね。漫画だけでも止められないもんかな？

　最初に書いた通り、データで安く簡単に扱えるのに高くて不便な実物にして稼ぐ方法は最早時代遅れ。受注生産かライブのシャツやタオル等のグッズといった記念品として売ればいい。テープやレコード程廃れるのは何十年か掛かるのかな？
　音楽映像には時折上客、紙の本は渋々太客。これに不便が無いと感じる位には業界に失望してしまったんだなぁ。
　逆に希望を抱いている業界はゲームです。ゲームは不景気での値下げに据え置き機と携帯機の改良、ダウンロード版の販売、海賊版対策としてのスチーム等、イイですね。今更3ＤＳの本体を新品で買う位には好きです。ソフトは中古で買う事が多いですが。ちゃんとやろうと頑張っている所は、貧乏ですが応援したいです。
　アマゾンプライムは世界中から税金払え圧力に屈した反動で値上げが怖いので保留。でも業界にあまり金払いたくないから、加入しないかな。

　漫画やアニメは人間と違って私を否定せずに閲覧を許可してくれる有難い存在だけど、ヤル気の無い業界に金を払いたいかは別な話。