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2020年02月29日10:45

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IAEAが助け船?

フクイチで貯まり続けている汚染水については議論が煮詰まりつつあるが、なかなか進展しない。でも、2年後にはタンク設置のスペースがタイムリミットに近づいている。おそらく福島の漁業関係者もかなりの科学的知見を持っているとは思うが、風評がどれだけ再熱するかわからないので、簡単に了承するわけにはいかないのだろう。最近の朝日新聞と福島放送の県民世論調査でも、海洋放出反対は57%を占めている。

そこへ登場したのがIAEA(国際原子力機関)トップのラファエル・グロッシ氏。昨年12月に事務局長に就任したばかりだが、「日本政府からの決定があれば、できる限る支援したい」とコメントしたのである。彼はアルゼンチン出身で、昨年7月に亡くなった天野事務局長の後任。海洋放流に関しては韓国も反対しているが、仮に日本人がトップだったら絶対に文句を言ったはず。その意味では幸運と言えるのかもしれない。

フクイチの場合は壊れた原発だから冷却水に対する見方も厳しくなるが、実際に稼動または再稼働を待つ原発だって燃料棒の冷却はしているわけで、韓国の原発の方が数値が高いという一部報道もある。もちろん、グロッシ氏は現段階でお墨付きを出したわけではないが、「この基準であれば低いレベルとか発信することはできる。ただ、人々の意見が変わるかはわからない」と慎重に言葉を選んでいる。でも、助け船としての期待が大きいことは確かだろう。

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