mixiユーザー(id:2490213)

2020年02月29日10:34

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コロナウイルス

コロナウイルスの脅威が、日本全土を脅かしている。
ほんの一月前までは楽観ムードが支配的だったように記憶しているが、今やマスクなどの物品、人間の移動、学校休校など、いくつかの項目ごとにはパニック間近と言ってもいい状態だ。

日常生活にも心配と不安が付き纏うようになった。
そのようなとき、どうしても心理的な隙が生じてしまう。
今週あたりから、ポチポチと変わったメッセージが目に付き始めた。

LINEやTwitterなどのSNS経由で、コロナ対策文面が送られてくる。
だが残念なことに、私のような素人が読んでも「?」と思う内容のものが多い。
熱い飲み物を飲むことが一番の対策だ、お風呂に〇分以上浸かっていると防げる、etc…。
一番大切な粘膜保護のための手洗いなどはまるで効果が無いかのような論調のものもある。

ほとんどのものに「拡散希望」の文字が付される。
私に送って来てくれた知人たちは、決して悪意や愉快犯的な動機ではない。
本気で信じて、善意で発信しているのである。
ここが問題だ。

誤解やリテラシー効果の不足は、昔は(例えが不謹慎で恐縮だが)感染力の低いウイルスのようなものだった。
その人個人に何かしらの症状を誘発するかもしれないが、それは個人の経験となり、免疫力向上にもつながった。
しかし人間間の情報通信が容易かつ高度な現代においては、爆発的感染力を伴うウイルスに進化している。
個人の問題では済まなくなっているのだ。

更に、仮に発信内容に指摘をしようものなら、100%善意の発信者たちは納得どころか反撃に出ることもあり得る。
巨大な拡散情報の反撃は、すなわち炎上という今日的な暴力を生み出すことにもなる。
有効なワクチンが打てないウイルスの誕生だ。

必然、冷静に情報を見極めている人ほど貝にならざるを得ない。
もちろん正確な反論などで効果を上げている強者もネット上に存在するが、全体からすれば極一部の更に超例外的な人たちだ。

常に周りを見て、最後に己の表現内容・方法を決める。それが身を護る術。
…日本社会の縮図が、現代においては単なる縮図ではなくなっている。
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