『チャーリーズ・エンジェル』
<ストーリー>
巨大IT企業に務めるプログラマーのエレーナは自身が開発メンバーであるプロジェクトが作った新ネルギーのカリストが開発途上で危険な副作用があるにも関わらず実用化されようとしていることを危惧してエージェント組織のタウンゼント社に相談しようとする・・・
<コメント>
1976年のTVシリーズからのファンにしてみれば再びその時代の『チャーリーズ・エンジェル』が見られるというのは実に興味深いことである。映画版といえばスケールアップであるけれども、今回はなんとボスレーによってタウンゼント社はアメリカ全土のみならずヨーロッパに進出していまやボスレーというのは地区のエンジェルを統括するコードネームとなっていて、400人近くのボスレーが存在するというスケールアップ。しかも過去のシリーズや映画と整合性を付けるかのように76年のTVシリーズや2000年のドリュー・バリモアによる映画2作の写真を並べてそこに今回のボスレー役のパトリック・スチュワートの写真を合成してリスペクトしているのにも納得。(ただし、2011年版のTVシリーズ『新チャーリーズ・エンジェル』はなかったことになっているらしい)
ストーリーはなるほど今らしい設定で新エネルギーやらハッキングやら新しいテクノロジーは出てくるものの、基本はお宝争奪戦としてイスタンブールの闇ルートという、誰にでも理解できる展開に激しいアクションシーンを絡めているよく考えたら古色蒼然としているけれども、いかにもチャリエンらしいものになっている。そのアクション自体も最近流行のCGを使った「嘘だろ」というようなバカっぽい超絶なものでないところがうれしい。もちろんそこに裏切りとか逆転劇などもはいるところが現代風かな。
しかし、初代ボスレーをパトリック・スチュワートが演じているのには驚いたけれども、ビジネスマンとしてヨーロッパ支局まで作るというのはビル・マーレーには無理だろうな。
結局これまでのエンジェルは出演なかったんだな、と思ったらエピローグ的にあっと驚く仕掛けがあって驚いてしまった。
うん、楽しい映画。
チャーリーズ・エンジェル
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