教育関係の仕事をしていると、時たま聞かれることがあります。
「新聞って、どう読めばいいんですかね?」と。
昨今は、一人暮らしでなく、フツーに親子4人(小中学生家庭)であっても、新聞を取っていない家庭も珍しくなくなりました。
「新聞なんて読まなくても事足りる」
これもある意味的外れではありません。
ただ、私自身が考える…「ネット記事を読むだけ」と「新聞購読」の違いは…
たとえば…少々暴論ですが、「電子辞書」と「紙の辞書」でたとえてみることにします。
「電子辞書」の場合、調べたい単語ピンポイントで調べられて便利です。
では、「紙の辞書」は…
調べたい単語をページを繰りつつ探します。
ようやく見つけた単語の意味を知ると同時に、その周囲に書かれている単語の意味も…知ることが出来るかもしれません。
こんな違いだと思っているんですね。
では、「ネット記事」と「新聞」の場合は…
やはり同様の意味合いがあると、思っているんですね。
すなわち、「興味のない記事」も目を通すことが出来る、と。
今は私自身、電子版で新聞をチェックしているのですが、「紙面ビューアー」という機能で、紙の新聞のタブレット版でチェックしているんです。
理由は単純。
タブレットで「紙面ビューアー」を読むことにより、手が汚れないことと、各紙面がきちんとチェックできることなんですね。
そしてここから本日の本題…あくまでSheep流…「新聞の読み方講座」です。
これはあくまで「忙しい人向け」にお届けします。
まず、一面の見出しに目を通します。
その上で、「興味のある記事」であれば、きちんとその関連記事に目を通す。
興味がなければ「見出し」だけ見て次は下の「コラム」に移ります。
朝日新聞であれば、「天声人語」。
読売新聞であれば、「編集手帳」。
産経新聞であれば、「産経抄」といった感じですかね。
テレビ欄や漫画、スポーツ欄はお好みでご覧ください
次に挙げるのが「地方面」です。
テレビ欄をばっと広げて、一枚二枚とめくってみて下さい。どこかで「地方面」が見つかると思います。
新聞「左上」…当方では「ちば・首都圏」となりますが…それに該当する面が必ず見つかるはずです。
そこも、「見出し」だけざっと読みます。→興味がある記事があった時は、別のタイミングに回します。※あくまでSheep流※
次は「社説」。
ここには極力目を通すようにして下さい。
じっくり集中して読めば、10分〜15分あれば読み切れると思います。
その時間も惜しい時は…
「社説」(たいてい2つあります)の、それぞれの、「最初」と「最後」の「2つの段落分だけ」に目を通します。
これだけでおおまかな趣旨は理解できます。(もちろん全部読む方がいいには違いありませんが…)
5分あれば読めますので、「本当に忙しい時」にはやってみて下さい。
ただ、やはり、全部きちんと読む方がいいには違いありませんので、それだけはお断りしておきます。
次は「投稿欄」です。
こちらも、掲載されている「投稿」全て読むと、なかなかいろいろ、自分との意見との違いが分かったりして、非常にためになるのですが…。
こちらも時間がない時には、やはり「投稿欄」の「見出し」だけ読むことにし、極力別のタイミングで「全て」に目を通すようにしてみて下さい。
そして「最後」に、「二面」、「三面」などの「総合面」に目を通すことにしています。
まあ、多忙な時は当然あるでしょう。
ただ、「起きて」から「寝るまで」のどこかのタイミングで上記全てを毎日きちんと「完読」できてさえいれば…
少なくとも、世の中の「社会的な動向」にはついていけると思っていますので。
よろしければ、実践してみて下さい
余談として…
NHK総合深夜の「時論公論」です。
個人的にこれは「社説の映像解説版」だと思っているんです。
なので、一応オススメしておきますね(^_^;)
上記すべてを本当に実践できていたとしたら…
「最低限」の「世の中の動き」にはついていけるだろうと。
私個人は確信しておりますから(^o^;)
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