14日間の「軟禁生活」始まる…
連日の報道が続く、豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス号」です。
第三者から見れば、「感染者が出たのだから、14日間の隔離は仕方ない」と思うかもしれません。
ただ…
自分に当てはめてみたらどうでしょう?
なんの前触れもなく、高い料金を払って乗船したであろう「豪華客船船内」から突然帰れなくなったその恐怖…
想像を絶するものがあります。
テロ組織に脅されている類いのものとは違い、「行動」に一定の制限はあるものの、ネット通信だったり、テレビを見たり、「食事」などは、それなりにできているのかもしれません。
ただ、今問題が出てきたのは「食糧」の他に「日々の薬」が大きな課題になってきたわけです。
さらには、「14日間の自らの予定」が台無しになる、という現実。
「仕事」はもちろんのこと。「結婚式」などの「冠婚葬祭」の予定だってあったかもしれません。
それがまさか予想だにしない「豪華客船から出られない」という現実に見舞われてしまったこと…
本当にみんながみんな…指示に従って「14日間」だまって船上にいるのか…
ネット上でもちらほら書かれていますが…
海に飛び込んで脱出したり…
それこそ「自殺」を含めた事件だって、笑い事ではないと思いますしね。
晴れて14日後…
「解放」された乗客に対し、メディアは一斉にインタビュー攻撃をするでしょうし、ニュース番組「生出演」だってあるでしょう。
「再現ドラマ」なり、将来的な「ドキュメンタリー映画」の制作だって、あるかもしれません。
「感染者が出たのだから、14日間の隔離は仕方ない」
そう考えるのは当然ですが、いざ自分に当てはめてみたら…
無事「解放」されたのち、もうこの乗客たちは、二度と「豪華客船」に乗ることはないでしょうし、少なくともこの「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗船者も…激減するでしょうね…間違いなく…
それを「運命」ととらえるか、「地獄」ととらえるかは、乗客それぞれの「覚悟」なんだと思いますから…
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