『貮番丁』 山形県酒田市
まさにお店の住所地がそのまま店名という、粋な居酒屋さんである。
こちらのお勧めポイントは、山形の郷土料理を一通り食べたいならまずココ!と言えるくらいのキャパの広さだ。
超メジャーなハタハタにしても、週単位で味の変化があることを分かった上で調理してくれる。
メニューに無いものでも、お客が相談すればさっと誂えてくれる。
まさにプロの料理人気質なのだろう。
もう一つ。
驚くほど一見さんに優しいのである。
フラッと入ってきた私のような怪しい中年オヤジにも、たまたま隣に座ったブルガリア人の美女にも、まったく壁を感じさせない、しかも一切作意が感じられない接客で和ませてくれる。
味と人の魅力、それが詰まった居酒屋さんと評したい。
心から、また行きたい、そんな気持ちにさせてくれるのだ。
県道42号の相生町二丁目交差点から寺町通りに入り、最初の小さな路地を入ったところ。夜は本当に真っ暗で、よくあんな道をフラッと入ってみたものだと自分を誉めて上げたいくらい。
左:ハタハタ。あのネットリした卵がいいよね。
中央:芋煮。一人客でも、頼めばサッと一人前だけ作れてくれたりする。
右:デザート代わりに出して下さった、無花果の甘露煮。美味である。
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