mixiユーザー(id:1506494)

2019年12月25日17:54

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シュヴァルの理想宮@ジャック&ベティ

今年のシアターゴーイングは終了と書きましたが、それは前売り券を購入したものということで
あって、気が向いたらふらっと映画でもなどとは思っておりました
候補作はカツベン!だったのですが、どうも評判が良くないらしい、賛否両論というのであれば
「どれどれ」ということもあるのでしょうけれど、SIRANOさんも期待外れと一刀両断であります
貴重な金と時間を無駄にしたくないので、世間の評価に背を向けてというのはやめにしました

その代り、スカパーの番組表雑誌の裏表紙に日記標題の映画の広告が載っており、それが
ジャック&ベティで上映中ということで、いつも良質の映画を上映するJ&Bでありますから、これ
は信用して行って見ようかと
カレル・チャペックに「長い長い郵便屋さんの話」という心温まる童話がありますが、この映画は
さしずめ「郵便屋さんの長い長い話」とでも申しましょうか、詳細をここでワタシがダラダラと述
べるのもなんですから→こちらを参照していただくとして
全然期待外れではありませんでした

なによりも実話に基づくということに驚かされます

武骨で不器用な郵便配達夫が、娘をどうやってあやしてよいかわからない、むずかっても「シッ
シッ」というしかないのが、赤いリボンを振ると機嫌を直すのに気づいて、だんだんに娘に
対する愛情が生まれていくシーンには客席からも笑いが起こります
その愛情の証にDIYで宮殿を造り上げようという奇想天外な発想、しかも33年かけて実現
してしまうという、繰り返しますが実話です

武骨で不器用ということは頑迷で偏屈、この点では人後に落ちないワタシも素直に共感して
時には目じりに涙がたまります
愛する者に素直にそれを表現できない主人公ジョゼフ、最初の結婚で得た息子を妻の死に
より親戚で育てざるを得なくなり生き別れになる、成長して後再会するも謝罪することができ
ず、そんな気持ちの総てが33年を費やしての理想宮という形になる、感嘆するしかありません

今年のシアターゴーイングをこれで締めくくってもいいと思わせる、いい映画でした

終映後の昼食は、いつもだと豚骨清湯のかつらか、手近の鹿島屋にするのですが、昨日も
ラーメンでしたので、今日はちょっと遠回りながら花浜笑で日本蕎麦を
つけ天蕎麦というのが海老天・かき揚・かぼちゃ天がついて650円というコスパの良さ
これまた幸せになってしまいました(偏屈なのに単純なワタシ)
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