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2019年12月24日17:47

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自分で治す

のどが渇いたから水を飲む。というところから始まって、
ちょいと具合が悪かったら、ひたすら寝る。とか
なんだか酸っぱいものが食べたい。とか
寝起きに自然と伸びをする。とか

特にいちいち考えなくても、
身体の求めるようにすることで、自己治癒してゆく。

そういう感覚を大事にしていれば、病を遠ざけることができると思う。
病気にならなければ、医薬に頼らずに済む。
国の財政を圧迫している医療保険の問題に、少しばかりでも役に立つんじゃないか、
という思いも持っている。



のどが渇いた。なんてな感覚だと分かりやすい。
病気にならずに済ますためには、もっとささやかな身体の状態を
感じ取る必要が有るかもしれない。

多少だるくても、ちょっと疲れているだけだから、と仕事を頑張る。
仕事が休めないのは分かるけれど、
その時に身体は消耗している。
すぐに取り戻せるだけの休養を持てれば良いが、
連続したり度重なったりすると、傷が深まる。

目に見えるすり傷などに置き換えて考えてみれば良い。
ちょっと擦りむいただけで、さほど痛くもない傷が付いたとする。
絆創膏も要らないような浅い擦りむけだ。
しかし、治っていく過程で、かさぶたができる。
そのかさぶたを剥いてしまうと、最初の傷よりも血が出たりする。
そして、治癒までが長引く。
かさぶたを剥くシュミが有ったりすると、傷がこじれて痣が残ったりもする。



ちょっとダルいな。とか
あれ?なんかちょっとおかしい。とか
手足の先が冷える。とかいったことは、
問題と言えないような現象だ。

しかし、こういったことを放置すると、問題が起きてくる。
小さな身体の声に耳を傾ける必要が有る。



反対のことも有る。
小さな身体の変化を気にして、
なんでこんなことになるのだ、とか
これは大きな病気の兆候なんじゃないか、とか
どこか悪いんじゃないか、とか
あまりクヨクヨと考えるのはこれまた病気の元になる。

淡々と観察し、適切に対応すれば良い。
心配しないために観察するのだ。



飼い犬ジーロ去勢オス14歳が先日、癲癇の発作を起こした。
数年ぶりの発作であり、10分近く続いて長くもあった。

発作が収まった直後から、すみっこへ行きたがった。
最初は、枯れたアジサイの株にはまり込んで、立ち尽くして、
落ち着いている様子だった。
夜の間じゅう、部屋のすみっこへ行って鼻を突っ込んで数十秒じっとして、
また別のすみっこへ行って数十秒、ということを繰り返した。

私の鍼灸のシショーに話すと、
「部屋の角に行って、視覚情報が入らないように遮断して、
脳の興奮を少なく抑えようとしているんでしょうね。
本能的に、自分で治そうとしているような感じですね。」

なるほど。

犬は、自分で横になって寝ることができないようで、
疲れ切るまでそうやって室内をウロウロと歩き回っていた。
あんまり疲れて足がもつれるようになった頃、
マットに連れて行って、撫でて座らせ、寝かしつけてやった。

ちょいと忘れかけていたが、その時、
私は犬の目を手で覆ってやった。
そうすると、落ち着いたのだ。
犬の様子を見ていて、目隠ししてやると落ち着きそうだ、と思って
やってみたらうまくいった。

シショーに指摘されて、そのことを思い出した。



友人Mが言う。
「最期はちょっとの光も刺激としてつらいから、
暗いほうへ暗いほうへと行って、隠れる。
猫が死ぬ姿を人に見せないってよく言うけど、
実はそういうことらしいよ。」

なるほど。
そういうことも有るか。
これは治すということとはちょっと違うけれど。
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